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カンバーバッチ&トム・ホランド『カレント・ウォー』、『エジソンズ・ゲーム』の邦題で2020年4月公開決定へ

ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ホランド、マイケル・シャノン、ニコラス・ホルトの豪華キャストが集った『The Current War(原題)』が、日本では『エジソンズ・ゲーム』の邦題で2020年4月に公開となることが明らかになった。

19世紀末に米国で起こった電流戦争を描く伝記映画。電流戦争とは、米国が電力事業の黎明期にあった1880年代に、かの発明王トーマス・エジソンと技術者ジョージ・ウェスティングハウスが「直流電流か交流電流か」で私情を含めて確執を繰り広げたもの。両者の間には「テスラコイル」で知られるニコラ・テスラや、エジソンの秘書でのちに電力事業のキーパーソンとなるサミュエル・インサルらの存在があった。

天才発明家エジソンを演じるのは、「SHERLOCK/シャーロック」『ドクター・ストレンジ』(2017)ベネディクト・カンバーバッチ。世界的偉人のイメージを180度覆しながら、奇才のダークヒーローを怪演する。

対するライバルのウェスティングハウスには『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)のマイケル・シャノン。さらに、二人の対決の鍵を握る若き天才科学者テスラに『女王陛下のお気に入り』(2018)や『X-MEN』シリーズののニコラス・ホルト、エジソンを支える助手に『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドと、英国とハリウッドの人気者たちが集結。

エジソンズ・ゲーム
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当初、本作はワインスタイン・カンパニーの作品として、2017年にトロント国際映画祭でお披露目され全米公開を予定していた。しかし共同創業者のハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ疑惑が発覚、同社は破産に追い込まれ、映画は公開延期を余儀なくされた。その後、ワインスタイン・カンパニーは買収され、新たな101 Studiosという配給会社により、遂に2019年10月、全米公開を実現したばかり。

この復活劇に一役買って出たのは、巨匠マーティン・スコセッシ監督だ。当初のトロント映画祭で披露された本編は、ワインスタイン・カンパニーの強い圧力によってまとめられた、製作陣にとって不本意なバージョンだったという。アルフォンソ・ゴメス=レホン監督の師匠で本作の製作総指揮であるスコセッシ監督は、それを完成版と認めず製作陣による再編集を支援した。監督たちは、超多忙なスター俳優たちを集め、たった1日限りの再撮影を敢行。元のバージョンから10分を削り、新たに5つものシーンを追加した渾身の“ディレクターズ・カット”を完成させ、2年越しの全米公開となる奇跡の大逆転を成し遂げた。

アメリカ初の電力送電システムを巡る、エジソンとライバルたちの闘い“電流戦争”があったからこそ、現代の私たちは豊かな暮らしを送っている。そんな歴史の一大トピックが、ついに映画化。莫大な金が動く特許の争奪戦に、名誉をかけた裁判。その影で横行するスキャンダラスなネガティブキャンペーンと裏取引……。超一流の天才たちによる、息もつかせぬ本気の闘いの全貌が今、明かされる。

『エジソンズ・ゲーム』は2020年4月、TOHOシネマズ日比谷他全国公開。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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