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『ハリー・ポッター』スネイプ先生役アラン・リックマンの日記が書籍化、製作秘話も ─ 90年代から逝去直前までの約25年分を1冊に

アラン・リックマン
Photo by Marie-Lan Nguyen https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Alan_Rickman_after_Seminar_(1).jpg | Remixed by THE RIVER

『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生役などで知られる名優、アラン・リックマンによる25年以上にわたる日記が、イギリス・アメリカで2022年秋に書籍『The Diaries of Alan Rickman(原題)』として出版されることがわかった。英The Guardianが報じている。

1970年代から舞台俳優としてのキャリアを開始し、数々の舞台で高い評価を収めていたリックマンは、1990年代前半に「いずれ出版してほしい」との意思をもって日記の執筆を開始。当時すでに『ダイ・ハード』(1988)や『ロビン・フッド』(1991)などで映画界でも注目されていたリックマンは、その後も『いつか晴れた日に』(1995)や『ギャラクシー・クエスト』(1998)、『ハリー・ポッター』シリーズや『ラブ・アクチュアリー』(2003)など多数の作品に出演。2016年1月、肝臓がんのため69歳で逝去したが、直前まで日記の執筆を続けていたという。

書籍化にあたっては英Canongate Booksが出版権を獲得し、編集者のアラン・テイラー氏が全27冊の日記を1冊の本にまとめあげた。日記の本文では、自分や共演者の演技に対する思い、招待された舞台のレビューなどが「時には熱狂的に、時には厳しく」書かれているとのこと。友人関係や政治への関心、作品の舞台裏なども記されており、10年以上出演した『ハリー・ポッター』シリーズの裏話も収録されている。

編集のテイラー氏によると、リックマンの日記は「逸話たっぷりで、遠慮がなく、ウィットに富み、ゴシップも多く、本当に素直な」文章で、それゆえに「とても興味深く、アメリカとイギリスで愛された名優の日常に迫る唯一無二のもの」になっているそう。1965年以来のパートナーだったリマ・ホートン氏は出版を喜び、「俳優アラン・リックマンだけでなくアラン自身を、彼のユーモアや鋭い観察眼、職人としての技能、芸術への献身を明らかにする日記です」とのコメントを発表した。

『The Diaries of Alan Rickman(原題)』は2022年秋、イギリス・アメリカにて刊行。ぜひ邦訳版を…!

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Source: The Guardian

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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