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ドウェイン・ジョンソン、『ワイルド・スピード』本編への復帰を否定 ─ ヴィン・ディーゼルとの確執継続か

ドウェイン・ジョンソン&ヴィン・ディーゼル
[左]Photo by Eva Rinaldi https://www.flickr.com/photos/evarinaldiphotography/8557374952/ [右]Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9349854472/ Remixed by THE RIVER

『ワイルド・スピード』シリーズでルーク・ホブス役を演じてきたドウェイン・ジョンソンが、ヴィン・ディーゼル主演のメインシリーズに復帰しない意向を示した。これまで、ドウェインとシリーズ出演者との間には長らく確執があることが報じられていた。

2016年8月、ドウェインは『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)の撮影中に、SNSで「こんなに腹の立つシリーズはない」と記し、ヴィンを「プロとしての自覚がない」「臆病者」と激しく批判。ヴィンが事態の沈静化を図るなか、ドウェインはヴィンへの敵意を示唆した。その後、ドウェインは自身主演のスピンオフ企画を進行したことから、ローマン役のタイリース・ギブソンとも対立している。

このたび、米The Hollywood Reporterでは、ドウェインがヴィンのコメントに言及した。2021年6月、ヴィンはドウェインとの確執に触れ、シリーズのプロデューサーとして「ホブスは具現化するのが難しいキャラクターでした。[中略]大きな労力が必要でしたが、時には愛のムチを与えることでやり遂げなくてはいけなかった」と語ったのである。しかし、これに対するドウェインの反応は冷ややかだ。

「あれは笑った、大笑いでした。みんな笑ったんじゃないかと思いますね。もう、これぐらいにしておきましょうよ。僕は彼らの成功を願っているし、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の成功も願っていますよ。10作目と11作目、その後の『ワイルド・スピード』の幸運も祈っています。僕なしで作られる映画のことをね。」

ドウェインは最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021年8月6日公開)に出演しておらず、メインシリーズの完結を控えながら、第10作・第11作に復帰する見通しも立っていなかった。もっとも、自身の主演作『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)の続編企画は2021年3月時点で動いており、こちらが実現した折にはホブス役を再演する可能性もあるだろう。

2019年10月、ヴィンとドウェインはInstagramを通じてお互いへの祝福と感謝を述べ、ドウェインが「トレット(注:ヴィンの役名)、また会えるのを楽しみにしてる」とコメントしたことから、両者の確執は解消したものと思われていた。また、2021年6月にはタイリースとの関係性が改善したことも判明。ホブスのメインシリーズ再登場も期待されていたが、ドウェインの心境に何らかの変化があったということか。監督のジャスティン・リンは、ドウェイン演じるルーク・ホブス、ジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウの再登場を諦めない様子だったが……。

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Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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