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『ブラックパンサー』エムバク、『アベンジャーズ/エンドゲーム』出番をほぼカットされていた

ブラックパンサー
©Walt Disney / Supplied by LMK / 写真:ゼータ イメージ

『ブラックパンサー』(2018)にて初登場したワカンダのジャバリ族リーダー・エムバクが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)での出番をほぼカットされていたことがわかった。米The Hollywood Reporterにて、演じたウィンストン・デュークが明かした。

ワカンダにて疎まれてきた歴史を持つジャバリ族は、ティ・チャラ/ブラックパンサーをはじめとするワカンダ王家とは距離を取り、山奥で暮らしている。リーダーのエムバクは、能力を持たない状態のティ・チャラを追い込むほどの強さを持ち、頑固者だが筋を通す性格。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)では、ワカンダで大勢のヒーローとともにサノス軍と戦った。激闘の末、エムバクはサノスによる“指パッチン”の犠牲になることからは免れている。

ところが、そんなエムバクは、『エンドゲーム』ではクライマックスまで姿を見せない。そのクライマックスでさえ、彼の活躍はほぼ映っていないのだ。では実際のところ、エムバク役のデュークは撮影にどれほど参加していたのだろう? この質問に、デュークは「格闘シーン、たくさん撮ってたんですよ」と答えている。

「(クライマックスは)みんなと一緒に撮影しました。粗編集の時点ではもっと長くて、全員が出ていたんです。でも、僕のところは使われなくて。めちゃくちゃ戦ったから、ぜんぜん映画に入らなかったのは凹みました(笑)。サノスからガントレットを遠ざけるため、みんなで頑張ったんですよ。」

とはいえ、デュークは「あれは超良いシーンでしたね」とも振り返っている。どうやら、作品の出来栄えには大いに納得しているようなのだ。「マーベルは自分たちの仕事を理解していて、それが最高の成果を生んでいるんです。だから僕は幸せですよ」。もっとも、このように付け加えることは忘れてはいないのだが。「僕の仕事を誰にも見てもらえなかったのは、かなり落ち込みましたけどね」

おそらく、エムバクが次に登場する作品は『ブラックパンサー2(仮題)』。2022年米国公開予定のため、もうしばらく待たなければならなさそうだ。ちなみにデューク自身は、続編について「まだ何も知らされてません」と話している。

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Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。