Menu
(0)

Search

『エスター』前日譚映画、少女エスターを23歳前作女優が再演 ─ 超一流メイクチームを起用、遠近法を駆使して撮影

エスター
© Warner Bros. Pictures 写真:ゼータ イメージ

大ヒットホラー映画『エスター』(2009)の前日譚映画『Orphan: First Kill(原題)』に、前作で9歳の少女エスター役を演じたイザベル・ファーマンが続投することがわかった。米Varietyなどが報じている。

『エスター』は、愛する我が子を亡くした夫婦が、悲しみを乗り越えるためにエスターという少女を引き取ったことから恐るべき出来事に巻き込まれる物語。前日譚『Orphan』の撮影はすでに始まっており、いまや23歳となったイザベルがエスター役を再演するため、製作チームは第一級のメイクチームを起用、遠近法を使用した撮影を実施しているとのこと。CGによる“デジタル若返り”が一種の方法論として確立されつつある中、アナログの手法で大胆な子ども返りに挑む。また、イザベルはアソシエイト・プロデューサーも兼任。

この投稿をInstagramで見る

Isabelle Fuhrman(@isabellefur)がシェアした投稿

また米Deadlineによれば、本作には『ボーン・アイデンティティー』シリーズや『ハスラーズ』(2019)のジュリア・スタイルズも出演。ただし役どころは明らかになっていない。監督は『ザ・ボーイ~人形少年の館~』(2016)のウィリアム・ブレント・ベル、脚本は無人島ホラー『パラサイト 禁断の島』(2019)のデイビット・コッゲスホールが務める。

2020年2月の第一報当時、本作では「女性リーナ・クラマーの知られざる物語が描かれる」とされていた。しかし今回、Varietyは「物語は謎に包まれている」と報じ、Deadlineは「エストニアの精神施設を脱出したリーナがアメリカに渡り、裕福な家庭に入り込んで母親と対決する」との既報を継続して伝えている。ちなみに以前の原題は『Esther』だったが、現在のタイトルは『Orphan: First Kill』に変更された。

製作総指揮は『エスター』脚本家のデヴィッド・レスリー・ジョンソンら。プロデューサーには『エスター』原案を手がけたアレックス・メイス、アソシエイト・プロデューサーを務めたイーサン・アーウィンが参加し、『ナイスガイズ!』(2016)のハル・サドフらも名を連ねている。

あわせて読みたい

Sources: Variety, Deadline

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly