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『エクスペンダブルズ4』シルベスター・スタローンが撮影終了、シリーズに別れを告げる

シルベスター・スタローン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/7588423560/

シルベスター・スタローンが、『エクスペンダブルズ』シリーズ第4作の撮影を終了した。最終日のセットから、スタローンは撮影の終了を報告し、シリーズへの別れを告げている。

『エクスペンダブルズ4』は2021年9月29日より撮影が開始されており、スタローンはおよそ半月の撮影を経て、出演シーンの撮影をすべて終了したようだ。映像の中では、「今日が最終日。楽しいけれど、終わるのはいつも切なくもあります。特にずっと関わってきたものは……(『エクスペンダブルズ』は)もう12年くらいになるかな。ジェイソン(・ステイサム)にバトンを渡す準備ができました」と語られている。

本シリーズは2010年に第1作『エクスペンダブルズ』、2012年に『エクスペンダブルズ2』、2014年に『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』が製作され、今回は約7年ぶりの第4作。スタローンが述べたように、主人公がスタローン演じるバーニー・ロスから、ステイサム演じるリー・クリスマスに交代となることが明かされている。

自身の撮影終了に際して、スタローンは「映画をお届けできることの最も素晴らしいところは、エンターテインメントであり、そこにわずかなメッセージを込められることです」とコメント。自身の作品に人間味を描き込むこと、登場人物がどんなミッションに挑むにせよ観客がキャラクターを身近に感じられることを大切にしてきたというスタローンは、「現実を忘れてもらいつつ、そこに何かを加えるのが難しい。ハート、エネルギー、ユーモア」とも話した。

ちなみに、『エクスペンダブルズ』シリーズに別れを告げつつも、スタローン自身は「次のチャレンジへの準備はできている」とのこと。近年、『ロッキー』『ランボー』『エクスペンダブルズ』と代表作シリーズからの卒業が続くが、その視線は未来をじっと見据えているらしい。

『エクスペンダブルズ4』にはスタローンやステイサムのほか、ドルフ・ラングレン(ガンナー・ヤンセン役)、ランディ・クートゥア(トール・ロード役)が続投。新たに50セントことカーティス・ジャクソン、『トランスフォーマー』シリーズのミーガン・フォックス、『マッハ!!!!!!!!』シリーズのトニー・ジャー、『アンタッチャブル』(1987)『ゴッドファーザー PART III』(1990)の名優アンディ・ガルシアらが加わった。

監督は『ニード・フォー・スピード』(2014)『ネイビーシールズ』(2012)のスコット・ウォー。脚本は『エクスティンクション 地球奪還』(2018)のスペンサー・コーエンのほか、マックス・アダムス、ジョン・ジョセフ・コノリーが執筆した。

映画『エクスペンダブルズ4』の公開日は未定。日本配給はポニーキャニオン。

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。