Menu
(0)

Search

「ゲーム・オブ・スローンズ」新ドラマは「ダークで力強く感動的」、第1話を鑑賞した原作者が自信 ─ 波乱の展開も示唆か

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)」
Photograph by Ollie Upton/HBO

「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の新章、ターガリエン家のオリジンに迫るドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題)」の開幕が着実に近づいている。原作者のジョージ・R・R・マーティンが、第1話のラフカット版を鑑賞したことを報告。その仕上がりに、はやくも自信を見せている。

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」では、マーティンによる小説『炎と血』(早川書房)を原作に、「ゲーム・オブ・スローンズ」の物語から約300年前に勃発したターガリエン家の内乱に焦点が当てられる。マーティンは本シリーズに脚本・製作総指揮として携わっており、2021年末には試写の機会に恵まれていたようだ。自身のウェブサイトで「第1話のラフカット版を観ました」と共有したマーティンは、その感想をこう綴っていた。

気に入りました。ダークで力強く、感動的です。自分の書いた壮大なファンタジーと同じような好感を持たせてくれます。

この発言は、マーティンがドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」に抱くことが出来なかった満足感を表してもいる。なぜならマーティンは、原作の範疇を越えた「ゲーム・オブ・スローンズ」の展開や、小説が完成しないままエンディングを迎えたことに複雑な心境を示していたのだから。マーティンは「ゲーム・オブ・スローンズ」終了前、制作側に全10シーズンでの完結を直談判していたが、主張は通らなかった。

第1話の感想を記した後、マーティンは脚本・製作のライアン・コンダルと共同ショーランナー・エピソード監督のミゲル・サポチニクの名前を挙げ、「最高の仕事をしてくれています」と2人の活躍を紹介。さらに、「ゲーム・オブ・スローンズ」から一新されるキャストについても、マーティンは「多くの俳優たちに恋をするでしょう」と予告している。その一方で、マーティンはカッコ書きで「最終的には心を痛めることになりますけれどね。あそこで……おっと、それはこれから(ドラマで)明かされることになるんだった」と、キャラクターたちに訪れる波乱の運命を示唆してもいるが……。

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の米配信時期については、2022年と伝えられているのみ。2021年末、出演者のリス・エヴァンスは撮影が続いていることを伝えた上で、「配信開始がいつになるのか分からない」と語っていたが、少なくとも全10話の前半部分は完成間近にあるようだ。マーティンは、最後に「ターガリエン家は安泰です」「がっかりすることにはなりません」とファンに向けてメッセージを送った。

あわせて読みたい

Source: Georgec R.R.Martin 

Writer

アバター画像
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly