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『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで、MCU22作品は通称「インフィニティ・サーガ」 ─ マーベル社長「まだ始まりにすぎない」

アベンジャーズ
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

『アイアンマン』(2008)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』までのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)22作品に、「インフィニティ・サーガ(The Infinity Saga)」という通称が与えられていることがわかった。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が英Empireに対して明かしたという。

これまで11年以上にわたって展開されてきたMCUは、『アイアンマン』から『アベンジャーズ』(2012)を「フェイズ1」、『アイアンマン3』(2013)から『アントマン』(2015)までを「フェイズ2」、そして『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)から『エンドゲーム』までを「フェイズ3」を称している。このたび、フェイズ1~3をまとめて「インフィニティ・サーガ」と呼ぶことにもなったわけだ。

この名称は、MCUの過去22作品がインフィニティ・ストーンによって相互に繋がっていたこと、ひとつのクライマックスが『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)であったことからも十分に筋の通ったものといえるだろう。MCU初の「サーガ」が幕を閉じることについて、ケヴィン社長はこのように述べている。

「かつてない形で映画のシリーズを終わらせたかったんです。『ハリー・ポッター』は原作の数が限られていたために終わりを迎えました。『ロード・オブ・ザ・リング』も同じです。だけど、22本の映画が(独自に)ストーリーの結末へ向かっていったら面白くないですか?」

アベンジャーズ/エンドゲーム
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(MARVEL/PLANET PHOTOS 写真:ゼータイメージ)

もちろん、MCUは『エンドゲーム』のあとも続いていく。そこまでの物語に「インフィニティ・サーガ」という名前が与えられたことが、まずは何よりの証左といえるだろう。すでに『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を2019年夏に控えているほか、ブラック・ウィドウの単独映画や『エターナルズ(邦題未定、原題:Eternals)』、『ブラックパンサー』『ドクター・ストレンジ』続編、そしてジェームズ・ガン監督がめでたく復帰した『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』など、「フェイズ4」くらいは軽く埋まってしまうほどの作品が現時点で予定されているのだ。

ちなみにケヴィン社長は、米Los Angeles Timesのインタビューにて、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の公開後に「たくさんの発表を控えている」と明言。さらに、こんな言葉を重ねてもいる。「こう言いましょう。“まだ始まりにすぎない”と」

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

スケールがちがう

Source: Empire, /Film, LATimes

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。