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「スナイダー・カット」トレンド入り、『ジャスティス・リーグ』ガル・ガドットとベン・アフレックが「ReleaseTheSnyderCut」支持表明

ジャスティス・リーグ
© JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements are trademarks of and © DC Comics. © 2017 Warner Bros. Entertainment Inc. and RatPac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved.

DCコミックスのスーパーヒーローが集結する映画『ジャスティス・リーグ』(2017)当初の構想を映像化したバージョン、通称「スナイダー・カット」を求める動きが、にわかに盛り上がっている。『ジャスティス・リーグ』米公開から2周年となった2019年11月17日、出演者らがスナイダー・カット公開を求めるハッシュタグ「#ReleaseTheSnyderCut」を相次いでツイート、一時的にTwitterのトレンド入りを果たすまでの盛り上がりを見せたのだ。

大きな話題になっている理由は、ワンダーウーマン/ダイアナ・プリンス役のガル・ガドット、バットマン/ブルース・ウェイン役のベン・アフレックが初めて「#ReleaseTheSnyderCut」を表明し、日頃Twitter更新は控えめなザック・スナイダー監督がそれぞれを「この古代アマゾン族は間違いない」、「バットマンも間違いない」と取り上げたためだ。

出演者の中でも、サイボーグ/ビクター・ストーン役のレイ・フィッシャーはかねてから特にザック監督との絆をSNS上に示しており、これまでも何度か「#ReleaseTheSnyderCut」表明を繰り返していた。この度レイ・フィッシャーは自身のTwitterとInstagramアカウントの投稿を「2年」「#ReleaseTheSnyderCut」のコメント付き写真(本編からカットされた一コマ)のみを残して全削除。プロフィール文も「#ReleaseTheSnyderCut」ただ一言となっている(2019年11月18日現在)。

公開2周年を迎え一大ムーブメントとなった「#ReleaseTheSnyderCut」の波及はこんなところにも。『アクアマン』宿敵ブラックマンタを演じたヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世は「正直、『ジャスティス・リーグ』は僕の出演より前だったから、元々そこまで関心はなかった。けど、DCEUのファンはマジだし、みんなの情熱で僕もテンション上がってきた!もうそろそろ#ReleaseTheSnyderCutの頃合いだろう。」と投稿。同じくDC映画である『スーサイド・スクワッド』(2016)を手掛けたデヴィッド・エアー監督も「バットマンの言葉は常に正義」と支持のツイートを投稿している。

マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ドラックス役で知られるデイヴ・バウティスタは、ザック・スナイダー監督とは新作ゾンビ映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』を共にしている仲。「#ReleaseTheSnyderCut」のハッシュタグと共に「観たとは言わないけど、観てないとも言わないぜ!」と意味深なコメントを残している。

スナイダー・カットとは、『ジャスティス・リーグ』撮影中に降板したザック監督が本来意図したとされるバージョンのこと。『ジャスティス・リーグ』はその後『アベンジャーズ』ジョス・ウェドン監督がメガホンを引き継ぎ、一部作風をガラリと変えて完成した。スナイダー版を期待していた多くのファンからは、「ザック・スナイダーが当初構想していたバージョンを観せて欲しい」との声があがっていた。

アクアマン/アーサー・カリー役のジェイソン・モモアは2019年8月、ザック・スナイダー本人も登場するビデオ投稿でスタイダー・カットを観たという事実を明かし、その内容について「超ヤベェ」と興奮を口にしている

当初は熱心なファンによる活動で、一時は都市伝説的な扱いでもあったスナイダー・カットの公開を求める運動は、ついに主役格ガル・ガドットとベン・アフレックも巻き込む規模に。なぜ、彼らはメッセージを発するようになったのか?劇場公開当時の日本版キャッチコピー「オンリーワンが集まれば、世界も救える」が、にわかに別の意味合いを帯びてきた。

なおワーナー・ブラザースから得られた回答として米The Hollywood Reporterが報告するところによれば、スナイダー・カットを(存在すると仮定して)近いうちに公開する予定はないということである。

Source:THR

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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