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「ロキ」単独ドラマで『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』冒頭の謎が解ける ─ トム・ヒドルストンが爆弾発言

トム・ヒドルストン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48469126682/

大変なことになってきた。『マイティ・ソー』シリーズに登場した雷神ソーの弟ロキを主人公とする単独ドラマ「ロキ(原題:Loki)」について、主演を務めるトム・ヒドルストンの口から爆弾発言が飛び出したのである。

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれています。

『インフィニティ・ウォー』冒頭の謎が解ける?

このたび、ヒドルストンは出演舞台『背信(原題:Betrayal)』のプロモーションのため、米国のトーク番組「The Late Show With Stephen Colbert」に出演。司会者のスティーブン・コルベアから単独ドラマ「ロキ」の話題が出ると、スタジオの観客席からは歓声が上がった。「出ますよね?」と聞かれると、もちろんヒドルストンは「出ます」と即答。コルベアが「何も言えることはないと思うんですが…」と控えめな姿勢を見せたところ、突如、トムの口からはかつて語られていなかった情報が飛び出してきた。

「このことは言えるんですけど…『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が公開されてから、そしてこの春に『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開されてから、僕はずっと2つのことを聞かれ続けていました。それは、“ロキは本当に死んだのか?”ということと、“ロキはあのキューブで何をするのか?”ということ。このシリーズでは、両方の謎に答えが出ます。」

現在、マーベル・スタジオは「ロキ」が『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)以降を舞台とすること、ロキが「人類史のあちこちに突如出没しては歴史的事件に思わぬ影響を与えていく」ストーリーであることを正式に認めている。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の冒頭でロキはサノスによって殺され、劇中でも「今度こそ生き返るまい」「今度こそ確かに死んだ」と念を押されていた。また、ドラマに登場するのが『エンドゲーム』後のロキということは、それはヒーローたちがインフィニティ・ストーンを求めて過去に戻ったのち、2012年でスペース・ストーンを持ち逃げした後のロキ(=世界が分岐した後の、従来とは別人のロキ)だと考えるのが自然であろう。しかし、それならばヒドルストンは、なぜ「ロキは本当に死んだのか?」という問いを立て直しているのか。もしや、まだ生きている可能性があるというのか。

全6話構成となる「ロキ」では、ヒドルストンいわく「かつてない形で」ロキが描かれるといい、「過去に見たことも聞いたこともないような恐ろしい敵」が登場するとのこと。まったく新しいロキの物語の中で、しかも『インフィニティ・ウォー』冒頭の謎に答えが出されるとは、これいかに。ところがヒドルストンは、コルベアから「タイムトラベルするんでしょう?」と言われると、突如として口をつぐみ、何ひとつ答えなくなっている。ひとまず、これ以上の情報はおあずけというわけだ。

「ロキ」の製作総指揮・脚本は、アニメ「リック・アンド・モーティ」(2013-)のマイケル・ウォルドロン。全エピソードの監督は、Netflixの人気ドラマ「セックス・エデュケーション」(2019-)でシーズン後半を手がけたケイト・ヘロンが務める。

ドラマ「ロキ(原題:Loki)」は、ディズニーの映像配信サービス「Disney+」で2021年春に米国配信予定。撮影は2020年初頭にも開始される見込みだ。

策士すぎるトムヒのエピソードはこちら

[お詫び]記事初出時、『アベンジャーズ/エンドゲーム』本編に関する記述に誤植がありましたことをお詫びいたします。現在は修正しております。

Source: The Late Show with Stephen Colbert

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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