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『マトリックス』復活準備中、新キャラクターで ─ 「いろいろと違った方向性になるかも」

1999年に公開され、ワイヤーアクションやバレットタイムなどの革新的な映像で数多くのフォロワー作品を生み出した名シリーズ『マトリックス』が、再出発に向けて動いている。この度は、キアヌ・リーヴスが演じたネオとは異なるキャラクターらによる新たな物語の可能性が新たに示唆された。

この意欲的なプロジェクトを進行するのは、『インクレディブル・ハルク」(2008)脚本や『アベンジャーズ』(2012)原案を手がけた脚本家のザック・ペンで、脚本参加の最新作『レディ・プレイヤー1』が間もなく公開。これにあたってScreenRantに登場したインタビューにて、新『マトリックス』の現状を伝えている。

「今、『マトリックス』に取り組んでいるんです。このフランチャイズを復活させるのに必死で、あまり詳しくはお話できないんですが、もう一度やりましょうと長年ワーナー・ブラザーズを突付いています。これが今取り組んでいる仕事のひとつで、他にもいくつか進めています。」

『マトリックス』再計画が伝えられたのは2017年3月のこと。それから同年10月には、企画は依然としてごく初期状態にあり、ザック・ペン氏が「リブートや続編ではない」というコンセプトと、「キャスティングや監督も決まっておらず、まだ何もない状態」との状況をアップデートしていた。この度のインタビューでは、改めて『マトリックス』復活に向けて赤いカプセルを内服した意気込みを語っている。

“マジかよ、マトリックスがリブートされるんだってよ”という反応がありましたが、良いじゃないですか。僕は正気ですよ。『マトリックス』は今でも大好きだし…。再リリースすれば、みんな観に行くはず。」

まだまだ準備段階の新『マトリックス』だが、ペン氏によれば、キアヌ・リーヴスやキャリー=アン・モス、ローレンス・フィッシュバーンやヒューゴ・ウィーヴィングらが演じたオリジナル版のキャラクターではなく、別のキャラクターによる新たなストーリーを構想しているようである。

「『マトリックス』は(当時)プレミア上映で観たのですが、これは思っていたよりもずっと良いぞという感覚でした。あのユニバースは素晴らしいと思う。(『レディ・プレイヤー1』に登場する仮想現実世界の)OASISは、それのアクション・コメディ版のようなものかな。(新『マトリックス』では)同じキャラクターを使わなくてはいけないということはないし、だから(オリジナルとは)いろいろと違った方向性になるかも…。

なおペン氏は、DC映画『スーサイド・スクワッド2』のトリートメント(あらすじ)も手がけている。これについてペン氏は「好意で書いた」と語っている。

Source:ScreenRant

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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