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MCU「フェイズ4」は新規発表の10作品で終了、2021年まで ─ 新『ブレイド』映画は「フェイズ5」以降、マーベル社長が認める

Kevin Feige / ケヴィン・ファイギ
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Kevin_Feige_(28556369381).jpg

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に続く、マーベル・シネマティック・ユニバースの「フェイズ4」は、2019年7月21日(米国時間)に発表された映画・ドラマの10作品がすべてだという。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が米Colliderの取材にて明かした。

ポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン(Comic-Con International: San Diego 2019)」にて作品名と米国公開・配信日が正式に告知されたのは、『ブラック・ウィドウ』「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」『エターナルズ』『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス』「ワンダヴィジョン」『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』「ロキ」「What If…?」「ホークアイ」『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』(すべて原題)。ケヴィン社長によると、フェイズ4はこれで全てだという。

「(発表されたものが)完全な“フェイズ4”です。5年前にフェイズ3をすべて発表したのと同じですね。5年前に発表したフェイズ3の内容を振り返ってみると、物事は変わりうるものなんですが、(フェイズ4は)長らく作業にあたっているので、しっかり固まっています。もちろん変化の可能性は常にあるわけですが。」

ケヴィン社長自ら言及しているように、フェイズ3は当初の計画から内容が変更された。『スパイダーマン』シリーズや『アントマン&ワスプ』(2018)は初期のラインナップに含まれておらず、代わりに『インヒューマンズ(Inhumans)』の公開日が発表されていたのだ。また『アベンジャーズ/エンドゲーム』も、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー パート2』というタイトルだった。

今回も社長は変更の可能性を完全には否定していないが、インタビュアーの「作品が追加される可能性はありますか?」との質問には「ノー」と即答。現時点で公開日不明となっている、マハーシャラ・アリ主演『ブレイド(原題:Blade)』はフェイズ4に含まれないことも認めた。すなわちフェイズ4は2020~2021年の2年間で終了し、物語はフェイズ5へと繋がっていく。

なお、フェイズ5には『ブレイド』のほか、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題:Guardians of the Galaxy Vol.3』や『ブラックパンサー』(2018)『キャプテン・マーベル』(2019)続編が控えていることが判明済み。2019年4月、ケヴィン社長は『ファー・フロム・ホーム』後について「5年間の計画がある」と発言していたが、このたび明らかになったのは、まだその前半部分にすぎないというわけである。

マーベル・シネマティック・ユニバース「フェイズ4」全10作品のラインナップ、およびその後の計画は以下の総合記事に詳しい。

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Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。