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「ムーンナイト」「ミズ・マーベル」「シーハルク」マーベル・スタジオがMCUドラマ化決定 ─ ディズニー映像配信サービスにて

マーベルのロゴ

『アベンジャーズ』などマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を指揮するマーベル・スタジオは、新たなドラマシリーズ「ムーンナイト(原題:MOON KNIGHT)」「Ms.マーベル(原題:MS.MARVEL)」「シーハルク(原題:SHE-HULK)」を、ディズニーの新映像配信サービス「Disney+」にて製作・配信することを発表した。

このたびの情報は、2019年8月23日(米国時間)、ディズニーによる巨大イベント「D23 Expo 2019」での「Disney+」に関するプレゼンテーションで告知されたもの。いずれもMCUの「フェイズ4」にあたる作品だとされているが、現時点でドラマのストーリーやキャスティング、配信時期などは不明。マーベル・スタジオが製作を担当するため、MCUの映画作品とは世界観を深く共有する見込み

ムーンナイト

マーベル

コミック『ムーンナイト』では、心の病を抱えた元傭兵である主人公マーク・スペクター/ムーンナイトが、エジプトでの任務にて重傷を負ったのち、月の神コンシューと契約を結び、神の化身として蘇る(少なくとも本人はそう信じている)という設定。月の満ち欠けに影響されるヒーローとしての能力を駆使して、マークは白い装束に身を包み、ムーンナイトとしての戦いに臨むのだ。複数の人格を持ち合わせるムーンナイトは、脳内にキャプテン・アメリカ、ウルヴァリン、スパイダーマンを作り出したこともある。

Ms.マーベル

マーベル

2014年にコミックに初登場したカマラ・カーン/Ms.マーベル(ミズ・マーベル)は、イスラム教徒の“普通の女子高生”。アベンジャーズやキャプテン・マーベルに憧れるヒーローオタクのカマラは、ヒーローたちのファンフィクションを書くことが趣味だ。そんな彼女は、ある事件をきっかけとしてスーパーパワーを手に入れる。コミック『Ms.マーベル』は、2015年ヒューゴー賞でグラフィックストーリー部門を受賞。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、2018年5月の時点で実写化を検討していることを明らかにしていた

なお、ドラマ版の脚本は「セックス・エデュケーション」(2019-)に携わった脚本化兼コメディアン、ビシャ・K・アリが担当。マーベル・スタジオは、早くもMs.マーベルの映画への登場を見据えているという。

シーハルク

マーベル

シーハルク/ジェニファー・ウォルターズは、ブルース・バナー/ハルクの従姉妹という設定のキャラクター。弁護士であるジェニファーは、ある殺人事件に関与した男の弁護を依頼されたことから命を狙われ、銃撃によって重傷を負ってしまう。ブルースからの輸血によって一命を取り留めるも、ジェニファーは、ブルースの血液に含まれていたガンマ線の影響でハルクとしての能力をも移植されるのだ。ドラマ版にマーク・ラファロ演じるブルースが登場するかどうかは大きなポイントだろう。

なおマーベル・スタジオは、「Disney+」において、MCUの映画作品からスピンオフする「ロキ」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」「ワンダヴィジョン」「ホークアイ」(すべて原題)のほか、アニメ作品「What If…?(原題)」を発表する。

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Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。