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セバスチャン・スタン、新型コロナ対策を無視する人々にお怒り ─ 「ムカつく、ほんと腹立つ」

セバスチャン・スタン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48469364812/ Remixed by THE RIVER

新型コロナウイルス(COVID-19)がアメリカにて猛威をふるう中、マーベル映画のバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役などで知られるセバスチャン・スタンがお怒りである。

2020年3月27日(米国時間)、アメリカでは新型コロナウイルスの感染者数が10万人を突破。発端となった中国を超えて世界最多人数となった。3月半ばから各地で外出制限が出されてきたが、これに先がけては、人と距離を取って外出を控える「社会距離戦略(Social Distancing)」が呼びかけられている。セバスチャンが大変お怒りなのは、こうした状況下で軽率に遊びに出かけていった人々である。

Muscle and FitnessのYouTubeチャンネルに登場したセバスチャンは、自宅待機・自主隔離を求められる現状について「“祖父母の世代は戦争に行かなきゃいけなかった、僕らはソファでのんびりしてなきゃいけない”なんてミームがありますよね」と一言。どうやらセバスチャンは、まずはこうした表現が腑に落ちていないようだ。

「今も働いてる友達と話をしたんですけど、警察では1日に20時間働いて、ガレージで寝ている状態。ナースは家に帰っても、子どもを抱きしめることすらできない。家族を感染させてしまうのが心配だから、そのまま仕事に戻るって。そんな話を聞くと、ビックリしてしまって……“のんびりしていられるのが、どんなにありがたいことか”って思いますよ。彼らは今、必死に働いていますから。」

それゆえだろう、セバスチャンは「マイアミのビーチが大バカ者でいっぱいになってるのを見て、すごく腹が立った」という。3月23日ごろ、マイアミほかフロリダ州のビーチが異様に賑わったことが大々的に伝えられ、25日にはマイアミのビーチが閉鎖されているのだ。ニュース番組でも「コロナかかってこいよ」「僕らは今を生きてる、流れに乗っていきたい」といった若者のコメントが放送されて物議を醸した。そんな様子を、セバスチャンもしっかりと見ていたのである。

「クソバカ。ムカつく、ほんと腹立つ」。思わず言葉遣いが乱暴になるのもやむを得ないところであろう。「今は大事な問題が目の前にあるだろうって。祖父母や両親たちが、もっとひどい状況を乗り越えてきたことを思い出さないと。今、自分たちの役目を果たしましょうよ」。お怒りの様子は、以下の映像でご覧いただきたい。

ちなみにセバスチャンは、新型コロナウイルスの影響を受け、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー(原題:The Falcon and the Winter Soldier)」の撮影を一時休止中。米国配信は2020年8月の予定だが、撮影再開の目処は立っていない状況だ。再開可能になりしだい再開する計画だというが、3月下旬の時点で、その時期は「わからない」と語られている

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Sources: Muscle and Fitness, CBS, NewsWeek(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。