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アベンジャーズ、スター・ウォーズ、スパイダーバース、ゴジラ、ゼルダ、バットマン、2027年US公開映画がすごい件

『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』© 2024 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. | 『ゴジラxコング 新たなる帝国』© 2024 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. | 『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』(C) 2024 MARVEL. | 『スター・ウォーズ/スターファイター(原題)』(C)2025 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved | 2025 Getty Images | 『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』© 2025 CTMG, Inc. All Rights Reserved. | 『THE BATMAN ―ザ・バットマン―』DC LOGO, BATMAN and all related characters and elements TM and © DC.

新型コロナウイルス禍に大規模ストライキ、ロサンゼルスの山火事。2020年以降のハリウッドは常に厳しい状況に置かれてきた。日本の劇場興行も、いまや邦画のシェアが全体の4分の3で、洋画はわずか4分の1となっている。

しかし、ハリウッドはようやく立ち直ろうとしている……かもしれない。驚くべきは、2年後の2027年に計画されているラインナップだ。今後のスケジュール次第で変動が生じる可能性はあるものの、大ヒット間違いなしの作品群が顔を揃えている。順番にチェックしていこう。

2027年に米公開予定の大作映画(いずれも仮題や原題)

  • 4月19日:『ソニック・ザ・ムービー4』
  • 4月26日:『ゴジラxコング2』
  • 4月26日:『ゼルダの伝説』
  • 5月7日:『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』
  • 5月28日『スター・ウォーズ/スターファイター』
  • 6月4日『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』
  • 6月11日『ヒックとドラゴン2』
  • 10月1日『THE BATMAN 2―ザ・バットマン2―』
  • 11月24日『アナと雪の女王3』
  • 時期未定『猿の惑星』シリーズ新作

日本発IPが熱い春

春は日本から生まれた人気フランチャイズが熱い。4月19日に米国公開されるのは、『ソニック・ザ・ムービー』シリーズ最新作『ソニック・ザ・ムービー4(原題)』だ。前作『ソニック×シャドウ TOKYO MISSION』(2023)の大ヒットを受けて製作が決定、現時点でキャスト&スタッフは未定だが、きっとおなじみのメンバーが帰ってきてくれるはず。

ソニック × シャドウ TOKYO MISSION
© 2024 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC.

続いて、翌4月26日に米国公開を迎えるのが、モンスター・ヴァース最新作『ゴジラxコング2(仮題)』と、任天堂の人気ゲームを実写化する『ゼルダの伝説』だ。前者はすでに撮影が進行中で、出演者には前作のダン・スティーヴンスに加え、サム・ニールやケイトリン・デヴァーが参加。後者は詳細不明だが、『メイズ・ランナー』3部作や『猿の惑星/キングダム』(2024)のウェス・ボール監督が手がける。

ゴジラxコング 新たなる帝国
『ゴジラxコング 新たなる帝国』© 2024 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

『アベンジャーズ』『スター・ウォーズ』『スパイダーマン』の夏

サマーシーズンといえばハリウッドにとっては一番の稼ぎ時。スタジオ各社が巨大フランチャイズを引っ提げて勝負をかけるのがこの時期だが、まずは何よりも、5月7日に米国公開予定の『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』だろう。2026年公開『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』につづき、いったい何が起きるのか? キャストもストーリーも一切不明である。もっとも、撮影スケジュールの都合で延期の可能性も高い。

アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ
(C) 2024 MARVEL.

同じく5月には、先日の「スター・ウォーズ・セレブレーション」でサプライズ発表となった『スター・ウォーズ/スターファイター(原題)』が登場。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)以来なんと7年半ぶりの新作映画で、主演はライアン・ゴズリング。監督は『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)のショーン・レヴィが務める。

スター・ウォーズ/スターファイター
『スター・ウォーズ/スターファイター(原題)』(C)2025 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved | 2025 Getty Images

また6月4日には、『スパイダーバース』シリーズ待望の最新作『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』がついに米国公開。ただでさえ緻密なアニメーション作業と、ストライキの影響による遅延が重なり、当初の計画から3年遅れ(!)で進行中だ。監督はボブ・ペルシケッティ&ジャスティン・K・トンプソン、脚本・製作はおなじみフィル・ロード&クリス・ミラー。すでに声優陣のレコーディングが始まっているという。

さらに6月11日(US公開)には、実写版『ヒックとドラゴン2(仮題)』が待機中。まだ実写版の第1作も公開されていないうちから製作が決まっているほどの気合いの入りようで、監督・脚本にはディーン・デュボアが続投する。

ちなみに6月にはピクサーや『ミニオンズ』のイルミネーションが新作映画(それぞれタイトル未定)が、7月にはマーベル・スタジオの新作映画(タイトル未定)も米国公開予定。とんでもない夏がやってくる!

スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース
『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』© 2025 CTMG, Inc. All Rights Reserved.

『アナ雪』旋風ふたたびの秋

秋以降もすでにいくつかの新作が発表されているが、目玉は10月1日に米国公開の『THE BATMAN 2―ザ・バットマン2―(仮題)』と、11月24日米国公開のディズニーによる渾身の最新作『アナと雪の女王3(仮題)』だろう。

前者はロバート・パティンソン演じるバットマン/ブルース・ウェインが5年ぶりの登場、監督・脚本にはマット・リーヴスが続投する。

 ザ・バットマン
『THE BATMAN ―ザ・バットマン―』DC LOGO, BATMAN and all related characters and elements TM and © DC.

『アナ雪』は説明不要の超人気フランチャイズ。監督・脚本にはジェニファー・リーが復帰、しかもすでに第4作が始動しているという。おそらく想像を絶する『アナ雪』旋風が吹き荒れるにちがいない。

アナと雪の女王2
(C)2020 Disney.

そのほか、2027年には『猿の惑星』シリーズの最新作や、いまだ発表されていない『スター・ウォーズ』やDCスタジオの新作映画(ともにタイトル未定)も待機中だ。夏のサンディエゴ・コミコンなどで、きっと新たな情報が随時追加されていくはず。数年に一度クラスの超大作ラッシュ、今から期待大!

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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