Menu
(0)

Search

『28日後…』から20年、新作『28月後』の可能性が浮上 ─ 「今ならいけるかも」と監督

28日後
(C)2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

人間を凶暴化させるウイルスが蔓延するロンドンを舞台に、生き残った人々のサバイバルを描いたダニー・ボイル監督、キリアン・マーフィー主演のSFホラー映画『28日後…』(2002)。続編『28週後…』(2007)とともに高い人気を誇る本作の更なる続編の可能性について、ボイルとマーフィーがNMEのインタビューにて明かした。

800万ドルと低予算ながらもサバイバルホラーの傑作として人気を博した『28日後…』。主人公ジムを演じたマーフィーは本作が出世作となり、押しも押されぬトップ俳優へと成長。脚本を務めたアレックス・ガーランドも『エクス・マキナ』(2015)で監督デビュー、2022年12月には『MEN 同じ顔の男たち』が日本公開を控えるなど活躍を続けている。

続編となる『28週後…』はマーフィーに代わってロバート・カーライルが主演を務めたが、ボイルは製作総指揮として、ガーランドは引き続き脚本を担当した。

ガーランドは「28 Months Later(28月後)」として既に続編の脚本を執筆したといい、ボイルも「素晴らしいアイデア」を称している。果たして3作目の実写化は現実となるだろうか。

マーフィーは「あれから20歳も歳を取ってしまっているのは問題ですよね」と笑いながらも「子どもたちにも見せたのですが、とても気に入っていました。20年経った経った今も説得力のある作品ですし、3作目のアイデアはとても魅力的です」と語っている。

同様にボイルも「監督してみたいなという気持ちに駆られますね。今ならいけるかもしれません。おかしなことに(可能性はあるのかと)訊かれるまで考えたことはなかったけれど、またイギリスを舞台にこの脚本が!と感じたことを思い出しましたよ」と好意的に感じているようだ。

「映画館に行くべき大きな理由にならなくてはいけないというのが、今この瞬間、映画産業で直面していることの一つですから、(続編は)ぴったりかもしれません。映画館に行く理由がどんどんなくなっていますよね。配給会社も劇場チェーンも映画を上映するのは大変です。『トップガン マーヴェリック』やマーベル作品でなければ、映画館に足を運んでもらうことが難しくなっていますから。でも『28日後…』の続編なら見に来てくれるでしょうね。」

決して明言はしていないものの、期待を抱かずにはいられないコメントだ。プロジェクトの実現を祈りたい。

Source:NME

Writer

アバター画像
Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。