【ネタバレ】『28年後…』感動シーンをキャスト3人が直接語る ─ あの時、何を感じていたか?インタビューで聞いた

監督ダニー・ボイルと脚本アレックス・ガーランドによるカルト的シリーズ最新作『28年後…』が公開中だ。
いわゆる“ゾンビもの”映画に革命を起こした2002年の『28日後…』、続編『28週後…』(2007)に連なる最新作。人間を一瞬で凶暴化させるウイルスがロンドンで流出し、多くの死者を出した恐怖のパンデミックから“28年後”、今もなおイギリス本土ではウイルスが蔓延し、人間としての理性を失った凶暴な感染者で溢れ、感染を逃れたわずかな人間たちは強制隔離を余儀なくされている。命を守るため海を隔てた小さな孤島に逃れた人間たちは、見張り台を建て、武器を備え、身を潜めて暮らしていた……。
THE RIVERでは、本作のメインキャストとなる父ジェイミー役アーロン・テイラー=ジョンソン、母イスラ役ジョディ・カマー、そして息子スパイク役アルフィー・ウィリアムズの3名への動画インタビューに成功。サバイバル・スリラーとしての入り口を持つ本作には思わぬ感動シーンが観るものの心を揺さぶるが、この意外な展開について3人の話を聞くことができた。
ネタバレ部分については言及前にページを分割する。また、貴重なインタビュー風景はTHE RIVERの公式YouTubeチャンネルにて動画公開中。
『28年後…』アーロン・テイラー=ジョンソン、ジョディ・カマー、アルフィー・ウィリアムズ 日本インタビュー
──『28年後…』には圧倒されました。恐怖やスリルだけでなく、感動や美しさもあります。大きく進化していますが、前2作との最大の違いはなんですか?
アーロン・テイラー=ジョンソン:ジョディと僕はよく話を聞いているんだけど、ダニーの視点からすると、28年間生き延びてきたコミュニティがある。そして、ウイルスの方も生き延びてきて、変異したり進化したりしてきている。だから、ウイルスや感染者の新しいバージョンが登場するところですね。
ジョディ・カマー:私もいい?1作目を観た時は、演出や撮影手法がすごく画期的だと思いました。それから23年が経って、オリジナル版のチームが再結集して、最新の機材を活用して撮影していくところがすごかったです。だから、私は本作の方がさらに画期的だと思います。1作目の成功方程式を活かしているんです。
アーロン:1作目では家庭用ビデオカメラ で撮っていて……
ジョディ:今回はiPhoneで撮影している。
アーロン:撮影手法が画期的なんです。
アルフィー・ウィリアムズ:進化したのは感染者だけでなく、シリーズそのものってことですね。
この先には、『28年後…』のネタバレが含まれています。
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