【ネタバレ】『28年後…』感動シーンをキャスト3人が直接語る ─ あの時、何を感じていたか?インタビューで聞いた

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『28年後…』キャストがあの感動シーンを語る
──スパイクは本作で多くの経験をします。初めての殺し、裏切り、反抗、愛……、そして母親の死です。母が癌で死にゆく事実を知った時、彼は取り乱してしまいますが、遺骨を塔の頂上に置くときは、とても落ち着いていました。アルフィー、あの時彼は、どんなことを感じていたのでしょうか?
アルフィー:いろいろと……、たくさんのことがありました。思うに、最後の瞬間にあったのは……、平穏です。
ジョディ:すごい旅でしたね。二人とも、あの時は……。
アーロン:穏やかだったよね。明け渡して、受け入れる。大いなる受容があった。彼はすごい旅をしてきた。確かに、本作はスパイクの映画です。彼の成長譚であり、通過儀礼。驚くべき経験をしました。暗い時代の中で、希望と愛を見つけようとしていた。おっしゃる通り、すごく感動的でした。素晴らしい、頂点となるシーンですよね。
ジョディ:彼が頭蓋骨を太陽に向けてくれて、朝日を見るところなんて、もう……。
アーロン:ほんとそう。平穏に包まれるようなシーンでしたよね。
──本作は新たなる3部作の幕開けと聞いています。アーロン、本作での出来事を踏まえ、あなたのキャラクターは今後どうなると思いますか?ダース・ベイダーみたいに、息子を探す展開になりますか?(笑)
アーロン:それは面白い展開だ!アレックス・ガーランドにも伝えておきますよ!なかなか良い視点です!
アルフィー:ファイナルバトル!
アーロン:彼らが何を仕掛けてくるのか、楽しみですよね。この映画を見たら、次回作が楽しみでたまらなくなるはず。僕がそうなりましたから。だから、今後のお楽しみですね。本作を観に来てもらえれば、僕と同じ気持ちになると思いますよ。
──本作にはグロテスクで恐ろしいシーンも多いですが、同様に息を呑むような美しいショットも多くあります。グロいシーンか美しいシーンで、最も印象的だったのはどこですか?
アーロン:そうなんです、素晴らしいビジュアルがたくさんありますよね。特に土手道のシーンはかなり美しい。でも、特にインパクトがあって感動的なのは骨の塔のシーンかな。あなたが言ってくれたシーンです。超感動的で、美しくて力強かった。
ジョディ:それから、あなたたちが初めて本土にいくシーンも良かった。鹿の大群を見ているシーンがあったでしょ?自然の豊かさを目の当たりにする感じ。ありがたいことに、大部分をノーサンバーランドで撮影したので、本作はほとんどロケ撮影になっています。だから、本物の環境を最大限に活用することができたんですよ。
映画『28年後…』は公開中。
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