『28年後…』日本版予告編 ─ 死体で埋め尽くされた世界、「人々を震え上がらせる映像にした」

監督ダニー・ボイルと脚本アレックス・ガーランドによるカルト的シリーズ最新作『28年後…』より、日本版予告編とポスターが公開された。
人間を一瞬で凶暴化させるウイルスがロンドンで流出し、多くの死者を出した恐怖のパンデミックから“28年後”…。今もなおイギリス本土ではウイルスが蔓延し、人間としての理性を失った凶暴な感染者で溢れ、感染を逃れたわずかな人間たちは強制隔離を余儀なくされている。命を守るため海を隔てた小さな孤島に逃れた人間たちは、見張り台を建て、武器を備え、身を潜めて暮らしていた。
ある日、島で暮らす主人公ジェイミー(アーロン・テイラー=ジョンソン)と、島から一度も出たことがない12歳の息子スパイク(アルフィー・ウィリアムズ)は、ある“極秘任務”を実行するため島の外へ向かい、“人間が人間ではなくなった”感染者だらけの恐怖の世界に足を踏み入れていく。
映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が世界中で話題を呼び、アカデミー賞にもノミネートされた脚本家アレックス・ガーランドは本作の制作を振り返り、現実に起こり得るパンデミックの恐怖を描いたことを明かす。
まず話し合ったのは、“28年後”の意味だ。もしイギリスで感染が続いていたら世界はどう対応するだろうか?イギリスは隔離され見捨てられるか?彼ら(凶暴化した感染者)が28年も生き延びたら国はどうなるだろうか?ダニー・ボイルは「『28年後…』では、壊滅した国のその後を描いた」と語っており、「生き残りの島は潮の満ち引きで外界から守られているが、電気や燃料の供給が途絶え、さまざまな道具が使用不可に。遠く離れた本土は希望と恐怖の場所になった」と、リアリティを追求した世界観を解説している。
本作で描かれる物語は、世界的パンデミックを経験したわれわれ人類に向けられた“黙示録”なのか?それとも……。絵空事ではない28年後の世界で、必死に生きる人間たちのサバイバル。『28年後…』は2025年6月20日、日本公開。
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