『28年後…』予告編で話題のゾンビ、キリアン・マーフィーではないことが判明

良かった、ゾンビ化したキリアン・マーフィーはいないんだ……。最新映画『28年後…』の予告編内にチラリと登場した屍は、キリアン・マーフィーによるものではないことが新たに判明した。英The Guardianが報じた。
『28年後…』は、キリアン・マーフィー主演の2002年の映画『28日後…』の新たな続編作。人間を凶暴なゾンビ化に変貌させてしまうウイルスの感染拡大を描いたスリラー映画で、マーフィーは恐怖を生き延びる主人公ジムを演じた。
それから28年後を描く『28年後…』予告編で、マーフィーによく似たゾンビが登場したことから、「ジムは1作目の後にゾンビ化してしまったのではないか」との説が語られていた。
The Guardianが確認したところによれば、この屍はマーフィーによるカメオ出演ではなく、アンガス・ニールという名の別人が演じているものだという。ニールの本業は美術品商で、細い身体を活かしたモデル活動も行なっているようだ。本人の写真を見る限り、映像で見られる痩せこけた身体は、基本的にはニールによる自前のものと思われる。

ニールが語ったところによれば、同作への出演は監督のダニー・ボイルによる指名だったそう。「ダニーは、あの役には私をとずっと考えていたそうです。お会いしたら意気投合したので、引き受けることにしました」。
なお、マーフィーはこの『28年後…』に製作総指揮として参加しているが、出演者としてはクレジットされていない。本作は新たな3部作の第1作となっており、次回作『28 Years Later Part II: The Bone Temple(原題)』の方にはマーフィーがジム役で再出演するとされる。
▼ 『28年後…』の記事
【ネタバレ解説】『28年後…』不気味な詩「ブーツ」の意味 ─ 予告編を気に入った監督が本編に逆輸入していた 「すさまじい力があると思った」 【ネタバレ】『28年後…』ラスト解説 ─ 続編につながる重要展開、「次作ではあの男が大きな存在に」と脚本アレックス・ガーランド すでに続編も決定 【ネタバレ】『28年後…』感動シーンをキャスト3人が直接語る ─ あの時、何を感じていたか?インタビューで聞いた 3人の意見を聞きました 監督「困っている」『28年後…』iPhone20台で撮影した自慢のシーンがあるのに宣伝に使えない理由 これは仕方ない 『28年後…』日本版予告編 ─ 死体で埋め尽くされた世界、「人々を震え上がらせる映像にした」 「以前よりも刺激的な映像」
Source:The Guardian,ugly.org