『28日後…』続編『28年後』はiPhone 15で撮影、スマホ作品として史上最高の製作費に

SFサバイバル・アクションの人気シリーズ『28日後…』の続編映画『28 Years Later(28年後…)』がiPhone 15で撮影されたことがわかった。
米WIREDによると、本作ではiPhone 15 Pro Maxが主要なカメラとして使用されたほか、一部のシーンでは動物に小型カメラをくくりつけて撮影を実施したとのこと。スマートフォンを使用して撮影された作品として、製作費7,500万ドルは史上最高金額だという。
『28日後…』(2002)は、人間を凶暴化させるウイルスが蔓延するロンドンを舞台に、生き残った人々のサバイバルを描く物語。シリーズ第3作となる今回はダニー・ボイル監督が復帰し、撮影監督にも同作を手がけたアンソニー・ドッド・マントルが再登板する。ふたりは『28日後…』で当時最新鋭のデジタルカメラCanon XL-1を撮影に使用、本作でも野心的な撮影スタイルに臨んだ。
撮影は2024年8月末に終了していたが、撮影がiPhone 15で行われたことは、秘密保持契約のために今まで明らかになっていなかった。出演者は『フリー・ガイ』(2021)のジョディ・カマー、『ブレット・トレイン』(2022)のアーロン・テイラー=ジョンソン、『ハリー・ポッター』シリーズのレイフ・ファインズら。
なお『28年後…』は新たな3部作の皮切りとなる予定で、全作の脚本を『28日後…』のアレックス・ガーランドが執筆。2作目は『マーベルズ』(2023)のニア・ダコスタ監督のもとで現在撮影中と報じられている。第1作の主演を務めたキリアン・マーフィーは製作総指揮として参加しているが、俳優として出演するかは明らかになっていない。
映画『28 Years Later(28年後…)』は2025年6月20日に米国公開予定。配給はソニー・ピクチャーズが担当する。
▼ ダニー・ボイルの記事
『28年後…』6月20日日米同時公開決定 ─ ダニー・ボイル監督最新作、究極サバイバル・スリラー 変わり果てた、感染者 『28年後…』キリアン・マーフィーの出演はナシ、プロデューサーが認める ─ そっくりゾンビに監督ビックリ「そんなバカな」 2作目・3作目の登場なるか? 『28年後…』第2作『The Bone Temple』2026年1月US公開決定 ─ 監督は『マーベルズ』ニア・ダコスタに 新たなるトリロジー 『28年後…』予告編で話題のゾンビ、キリアン・マーフィーではないことが判明 良かった、ゾンビ・マーフィーはいないんだ 『28年後…』予告編のこのゾンビがキリアン・マーフィーだとしたら悲しすぎる 1作目の後…
Source: WIRED