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エミネム『8 Mile』ドラマ化が始動、50セント認める

8 Mile
Universal Pictures/Photofest 写真:ゼータイメージ

エミネム主演で2002年に公開されたラップ映画の金字塔『8 Mile』がドラマ化を果たすことがわかった。エミネムに見出されスターとなったラッパーでプロデューサーの50セントが認めた。

『8 Mile』といえば、主題歌「Lose Yourself」が当時のアカデミー歌曲賞を受賞するほか大ヒットしたことでも話題になった映画だ。荒んだデトロイト郊外を舞台に、トレーラーハウス暮らしの白人青年B・ラビット/ジミー・スミスJr.がラップバトルで駆け上がるヒップホップ青春ドラマを描いた。空前のフリースタイルラップバトルブームに沸く現在でもなお、多くのラッパーやアーティストに多大な影響を与えている。

『8 Mile』が大ブレイク後にエミネムの後押しでデビューし、今や映画界でも活躍する50セントことカーティス・ジェームズ・ジャクソン3世は米インタビューで「彼の『8 Mile』をテレビに持ち込む」と発言。既に企画は「動き出してる」と認めた。「デカくやる。不発弾にはしない。100点で行きます」と意気込んだ。

気になるストーリーだが、エミネムのレガシーを紹介することが重要だと50セントは説く。 内容は「モダン・バージョン」と表現し、ドラマ「ベルエアのフレッシュ・プリンス」のニュー・バージョンのような感じだと50セント。同ドラマは1990年代に米放映されたウィル・スミス主演のシットコムで、貧困街出身の若き黒人青年が高級住宅街で暮らすことになり、環境の違いに悪戦苦闘するドラマだ。

口ぶりから、50セントも製作に携わると見られる。ドラマの物語が映画版に対してどのような位置付けになるかは不明だが、インタビュワーが「若きエミネムで始めるのですか?」といった質問に“yeah”と答えていることから、ラビットのバックストーリーや過去を描く可能性もありそうだ。なお、本ドラマ化企画はエミネムも認知しているという。

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本話題が米メディアで報道されると、50セントは自身のInstagramで改めて言及。「ふざけてると思われるかもしれないけれど、俺は至って本気だよ!ヤバいことになりそう」と、情報の真実性を認めた。

ところで『8 Mile』といえば、エミネムや50セントらも参加したサウンドトラックも名盤だ。ドラマ化の暁には、新たな音源の登場にも期待したい。

Source:BigBoyTV

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。