スコセッシがアカデミー賞で「I’m Just Ken」ライブを鑑賞する姿が可愛いと話題に

大ヒット映画『バービー』(2023)でライアン・ゴズリングが演じたケンはやはり、ただのケンではなかった。巨匠マーティン・スコセッシの心も掴んだようだ。第96回アカデミー賞(現地時間2024年3月10日開催)で披露された『バービー』の挿入歌「I’m Just Ken」のステージを鑑賞するスコセッシのリアクションが可愛らしいと話題となっている。
アカデミー賞の歌曲賞にもノミネートされた「I’m Just Ken」のライブパフォーマンスは、授賞式の大きなハイライトとなった。『バービー』の世界を象徴するビビッドなピンクのスーツとグローブをまとったゴズリングは、音楽プロデューサーを務めたマーク・ロンソンやガンズ・アンド・ローゼスのスラッシュを従え、「ただのケン」と熱く歌い上げた。


同じくケンを演じたシム・リウやチュティ・ガトゥら、黒いスーツを着た男性に囲まれる舞台は、マリリン・モンロー主演の『紳士は金髪がお好き』(1953)へのオマージュと思われる。ステージ終盤には監督のグレタ・ガーウィグや主演のマーゴット・ロビーを巻き込む盛り上がりを見せたが、大巨匠スコセッシは喧噪からは少し距離を置いたところで、控えめに、しかし確かに楽しんでいる姿がシェアされている。
even martin scorsese was vibing with ryan gosling’s performance pic.twitter.com/R5D4LJ9dWw
— mary (@beforesnsets) March 11, 2024
どうやらこの動画は、スコセッシの娘で、TikTokクリエイターでもあるフランチェスカ・スコセッシが撮影したもののよう。幼少期から動画撮影に親しんできたフランチェスカは、自身のTikTokアカウントに定期的に父を登場させている。『グッドフェローズ』(1990)や『アイリッシュマン』(2019)のような裏社会ものから、今回監督賞にもノミネートされた『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023)まで、硬派で渋い作品も多いスコセッシだが、TikTokで見せる素顔は、威厳ある監督というよりは普通のお父さんという雰囲気だ。

スコセッシのTikTokでは音声にエフェクトを効かせた面白おかしい動画も散見されるが、いわゆる「踊ってみた」動画だけは断固として拒否するのだとフランチェスカは語っている。しかし「多分、そのうちやらせますけどね」と強気なフランチェスカ。「I’m Just Ken」での楽しそうな様子を見ると、あながち不可能ではないかもしれない。
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