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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ガン監督解雇で『アベンジャーズ4』内容変更の可能性? デイヴ・バウティスタが語る

デイヴ・バウティスタ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9364330574/ Remixed by THE RIVER

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』からジェームズ・ガン監督が解雇された問題について、ドラックス役デイヴ・バウティスタの発言が止まらない。

自身の主演映画『Final Score(原題)』の米国公開を控えて、バウティスタは各国のインタビューに登場。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』の企画が保留状態となったことを受けて、『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』の内容が変更される可能性もあるとまで述べたのである。

『アベンジャーズ』第4作、内容は変更されるか?

Digital Spyのインタビューにて、バウティスタは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』が「今のところ無期限保留」の状態にあることを認めている。

「おかしな状況ですよ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は監督を失ってしまったので。『Vol.3』は完全に宙に浮いているので、どうなるのかわかりません。[中略]『アベンジャーズ4』では僕たちの扱いが変わるかもしれませんね。正直、僕も今のところわからないんですよ。『アベンジャーズ4』に出てくることはわかっています。ほとんど撮り終えていて、再撮影に2日間参加しますから。」

『アベンジャーズ』第4作を手がけるアンソニー&ジョー・ルッソ監督は、2019年3月の作品完成を目指してポスト・プロダクション(仕上げ作業)に入っている。再撮影・追加撮影は2018年夏~秋に実施されると伝えられてきたが、バウティスタもそちらへの参加が決まっているようだ。同作について、バウティスタは「僕にもすごく良いシーンがありますし、使ってもらえたらいいなと思ってます」とコメントしている。

デイヴ・バウティスタ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9364330574/ Remixed by THE RIVER

さて、バウティスタの言うように、ガン監督の解雇を受けて、ディズニー/マーベルは『アベンジャーズ』第4作の内容を変更するだろうか。今後の見通しが不明であることを踏まえ、あくまで筆者の私見を述べるならば、その可能性は薄いだろう。なぜなら『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の監督&脚本家チームは、ストーリーを決定する上で、今後製作される作品については一切検討していなかったいうのだ
それほどまでに作り手の自由を認めるディズニー/マーベルが、スタジオの都合によって決定されたガン監督の解雇によって、クリエイターに作品内容の変更を求めることはおおよそ考えづらい。そもそもマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、“ユニバースありき”ではなく、まずはそれぞれの映画が面白くなることを優先する姿勢を常々示してきた人物なのである。

ガン監督の解雇以降、バウティスタはSNSやインタビューを通じてガン監督を支持する意向を発信しつづけてきた。その勢いは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』出演者の中でもひときわ激しく、ディズニー/マーベルを批判するコメントもみられている。米The Jonathan Ross Showに登場したバウティスタは、現在の心境をこのように語っている。

「彼ら(ディズニー/マーベル)がジェームズ・ガンにしたことを、僕は決して喜んでいません。詳しくお話ししたくはありませんし、このことを政治的な議論にしたくもありません。[中略]彼らのしたことについて、僕には意見や教訓、政治的な考えがあります。これまで僕は自分の考えをはっきりと主張してきましたし、自分の考えを躊躇ってもいません。それが自分の考え方なんですから。僕はジェームズが大好きだし、ジェームズは僕の人生を大きく変えてくれた。だから、このことは個人的な問題でもあるんですよ。」

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)米国公開予定。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEXは2018年9月5日に発売される。

Sources: DS, NME
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore Remixed by THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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