『アベンジャーズ/エンドゲーム』予告編、24時間再生回数の新記録樹立 ─ 米専門家、早くも興行収入20億ドル超え予想

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』が、早くもひとつめの伝説を打ち立てた。2018年12月7日に全世界で公開された予告編が、公開後24時間の再生回数で、映画予告編の歴代新記録を樹立したのだ。事前告知なしのサプライズ解禁にもかかわらず、圧倒的な注目度の高さを見せつけた形となった。
マーベル・スタジオの発表によれば、『アベンジャーズ/エンドゲーム』予告編は、公開後の24時間で2億8,900万回再生を突破。これはYouTube、Twitter、FaceBookなど複数のプラットフォームにおける再生回数を合算したものだという。
これまで同記録の歴代第1位となっていたのは、前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)予告編の2億3,600万回。約1年前に自らが打ち立てた記録を大幅に上回っての王座獲得となった。これを受けて、マーベル・スタジオはファンに向けて感謝を表明している。
また報道によると、本予告編は公開後24時間にTwitterで史上もっとも話題に挙がっていたとのこと。映像に言及するツイートは54万9,000件を超え、これは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の38万9,000件、『ブラックパンサー』(2018)の34万9,000件を同じく大幅に上回った。
こうした予告編への反応をはじめ、世界中で起こり始めた『アベンジャーズ/エンドゲーム』の盛り上がりにいち早く注目したのは興行収入のアナリストたちである。
米CNBCによれば、Box Office.comのショーン・ロビンス氏は、本作は『インフィニティ・ウォー』と同じく米国興収6億ドル、世界興収20億ドルを突破する可能性があると述べたという。劇場公開後を4ヶ月以上先に控えたタイミングでの予測だが、「ハードルが上がっていくなか、非常に大きな関心が集まっていることがゆるやかに明らかになってきた」とのことだ。
同じく専門家のダグ・ストーン氏によれば、本作の強敵となりうるのは『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』で、こちらは2019年5月31日に日米同時公開される。したがってダグ氏の見立てでは、本作には「巨大な収入記録を打ち立てる期間が4週間与えられる」ということだ。しかし2019年5月には、『ゴジラ』に先がけて『名探偵ピカチュウ』や実写版『アラジン(邦題未定、原題:Aladdin)』も公開される。これらの作品も十分強敵になるものとみられるが、結果はいかに……。
ちなみに2018年春、日本で『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を苦しめたのは人気アニメの映画版『名探偵コナン ゼロの執行人』だった。2019年春にも、最新作『名探偵コナン 紺青の拳』が『エンドゲーム』に2週間先がけて劇場公開される。今年はどんな試合を繰り広げることになるか、こちらも要注目だろう。
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)全国ロードショー。
『アベンジャーズ/エンドゲーム(原題)』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers4.html