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『アド・アストラ』月面は無法地帯、ブラッド・ピットを狙う略奪者たち ─ 緊迫の本編シーンが到着

アド・アストラ
(c)2020 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

世界的スター俳優、ブラッド・ピットが初めて挑む宇宙映画にして、『メン・イン・ブラック』シリーズのトミー・リー・ジョーンズら豪華キャストが出演する『アド・アストラ』より主人公ロイ・マグブライドが究極の危機に遭遇する緊迫の本編シーン、約2分20秒が公開された。

物語の主人公ロイ・マグブライドは、宇宙で活躍する“英雄”の父親を見て育ち、自らも宇宙士の仕事を選んだ男。父は地球外生命体を探索する宇宙船に乗ってから16年後、43億キロ離れた太陽系の彼方で行方不明となったとされる。しかし、父は生きていた――。

このたび公開されたのは、父の足取りを掴むため、月面から探索に出発しようとするロイを最大の危機が襲う場面だ。「父を探し出せ」とのミッションを受けたロイは、父の旧友プルイット大佐(ドナルド・サザーランド)と経由地点の月に到着する。そこでは地球各国から移住した人々が、資源を巡る争いを繰り広げる、国境も法律もない無法地帯だった。

「紛争地帯は初めて?」と尋ねられたロイは「北極圏に3年駐屯したし、アメフト対決も」とユーモアで切り返すが、雲行きは怪しい。装備を整え、ローバーに乗り込んだロイたちは、砂と岩に覆われた殺風景な大地をひた走る。しかし、突如「略奪者」と呼ばれる者たちが接近し、銃撃を仕掛けてくる。仲間たちが倒れていく中、ロイは必死にハンドルを切るが、その先には目もくらむような断崖が…。

アド・アストラ
(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

ベネチア国際映画祭、カンヌ国際映画祭などでも常連のジェームズ・グレイ監督は、「映画をできる限り説得力のあるものにするため、可能な限り本物にこだわるというアプローチを取りました。かつて観たことのない、最高にリアリティのあるスペース・アドベンチャーを創ることがミッションだった」と語り、未体験の映像体験と、リアリティの両立を目指したことを明かしている。監督のビジョンを叶えるべく、ロケーション・チームはあらゆる場所をリサーチし、北米四大砂漠のひとつ、モハーヴェ砂漠にたどり着いた。ブルーバックのスタジオではなく、4つの州にまたがる広大な砂漠地帯で実際にカメラを回すことによってのみ、この大迫力のシーンを撮ることが実現できたのだ。

主人公ロイ役のブラッド・ピットは、本作を「これまで自分が手がけてきた作品の中でも、最もチャレンジングな作品でした」と振り返る。数多のハリウッド超大作に出演してきたピットにそこまで言わしめた本作は、観る者にどんな体験を与えてくれるのか。ベネチアでの世界初上映では「傑作」「宇宙版『地獄の黙示録』」と形容され、ピットの演技に最大級の賛辞が寄せられた一本がもうすぐ解禁となる。

映画『アド・アストラ』は2019年9月20日(金)全国ロードショー

ベネチア国際映画祭での絶賛レビューはこちら

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THE RIVER編集部THE RIVER

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