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実写版『アラジン』続編企画が始動 ─ アニメとは異なるエピソード、新たな脚本家チームで描く

アラジン
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ディズニーが同名アニメ映画を実写映画化した、2019年製作『アラジン』の続編企画が正式に始動していることがわかった。米VarietyThe Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。

実写版『アラジン』ではランプの魔人ジーニー役にウィル・スミスが起用され、『シャーロック・ホームズ』シリーズや『コードネームU.N.C.L.E.』(2015)のガイ・リッチーが監督を担当。アラジン役のメナ・マスード、ジャスミン役のナオミ・スコットらフレッシュなキャスティングも大きな支持を集め、世界興収10億3,000万ドルを突破する大ヒットとなった。

報道によれば、実写版『アラジン』続編は企画の初期段階にあり、過去6ヶ月にわたって方向性が模索されてきたとのこと。前作を執筆したジョン・オーガストに代わって、脚本家には『リアル・スティール』(2011)『フライト』(2012)のジョン・ゲイティンズ、『ストレイト・アウタ・コンプトン』(2015)『スリープレス・ナイト』(2017)のアンドレア・バーロフが起用された。

続編プロデューサーには、前作を手がけたダン・リンとジョナサン・アイリヒが復帰。製作総指揮は『レゴ(R) ムービー2』(2019)のライアン・ハルプリンが務める。なお、ウィル・スミスやメナ・マスード、ナオミ・スコットら前作キャストのほか、ガイ・リッチー監督の復帰については不明。脚本の完成後、俳優陣には出演オファーが出されるという。

アニメ版『アラジン』には、続編『アラジン ジャファーの逆襲』(1994)『アラジン完結編 盗賊王の伝説』(1996)や、テレビシリーズ「アラジンの大冒険」(1994-1995)が製作されているが、実写版の続編は過去作品に基づくものではなく、完全に独自の展開になるとのこと。The Hollywood Reporterによると、ディズニーは2019年夏に脚本家ルームを結成。『アラジン』の原案となった物語『アラビアン・ナイト』が収められている『千夜一夜物語』の別エピソードも、続編のストーリーとして検討の対象になったと報じられている。

なお、ディズニーは実写版『アラジン』続編を劇場公開する方針。ディズニーの映像配信サービス「Disney+」では、前作に登場したアンダース王子のスピンオフドラマ(タイトル未定)も企画されている

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Source: Variety, The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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