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実写版『アラジン』ウィル・スミスのジーニー、ちゃんと青くなる ─ 新解釈、ヒップホップなランプの魔人に

https://www.instagram.com/p/Brklk0bFdog/ スクリーンショット

ディズニーによる実写映画版アラジンで、ウィル・スミス演じるランプの魔人ジーニーが「思った以上にウィル・スミス本人」だと話題だ。しかしご安心いただきたい、本編ではジーニーがきちんと青い姿で登場することをスミス本人が明かしている。

「(本編では)青くなります! こんなふうにジーニーは人間に化けるんです。僕の役(ジーニー)は、全編の大部分でCGで登場しますよ。」

実写版『アラジン』で監督を務めるのは、『シャーロック・ホームズ』シリーズや『コードネームU.N.C.L.E.』(2015)などのガイ・リッチー。「今の技術と経験があれば、新鮮かつ価値のある、しかも思い出を壊さない作品が作れるのではないか」とオファーを引き受けたという。

しかし大きな課題となったのは、作品のアイコンであるジーニーを誰が演じるかということ。監督にとって、ディズニーにとって、演じる本人にとっても重要なキャスティングで白羽の矢が立てられたのは、『メン・イン・ブラック』『バッドボーイズ』シリーズなどで知られるウィル・スミスだった。

Entertainment Weeklyのインタビューで、スミスは「アイコニックな役柄を演じるのは常に怖いものですよ」と笑いながら心境を語っている。「問題は、“まだ自分にやれることがあるのか、ロビンがほとんど全部やっちゃったんじゃないか”ということでした。」

「ロビン」とは、原作となるアニメ映画『アラジン』(1992)でジーニーの声を担当したロビン・ウィリアムズのことだ。スミス演じる“2代目ジーニー”は、2014年にこの世を去った名優を継ぐ存在として、先代との比較を免れないだろう。ウィリアムズの演じたジーニーを、スミスは「(ジーニーという)キャラクターの決定版」だと話している。そこでスミスが取り組んだのは、初代ジーニーを追いかけるのではなく、別のジーニー像を提示することだった。

「自信が湧いてきたんです。ロビン・ウィリアムズに敬意を払いつつも、音楽的には別の役柄を表現できるだろうって。キャラクターの雰囲気はぜんぜん違うし、とても独特なので、(アニメ版に)立ち向かうのではなく、別の道を行くものになるでしょう。ディズニー・ワールドでも唯一無二だと思いますね。ディズニーの歴史上、これほどヒップホップ色が強いことはなかったですから。」

スミスは自身のジーニー像を確立するため、1990年代の作品をはじめ、過去に演じてきたキャラクターを参考にしたとのこと。出世作となったシチュエーション・コメディ「ベルエアのフレッシュ・プリンス」(1990-1996)のウィル・スミス役、『最後の恋のはじめ方』(2005)のアレックス・ヒッチ役の要素が今回のジーニーには含まれているそうだ。

なお、本編に登場する青いジーニーの映像は2018年12月の時点で未完成だという。したがって、そのお披露目にはしばらく時間を要しそうだ。そんな中、リッチー監督は実写版『アラジン』のジーニーについてこう語っている。

「1970年代風、筋肉隆々の父親みたいにしたいんです。強い腕力を感じさせる大きさの――それほど筋肉隆々でなくても、カロリーのことを気にしているような――部屋にいるとわかっただけで怖い存在にしたいと思います。今回のジーニーで僕が気に入っているのは、エゴがあって、ちょっとうぬぼれているところ。自分がどんなふうに存在しているのかが気になっているんです。」

主人公アラジン役を演じるのは、ドラマ「ジャック・ライアン」(2018-)のメナ・マスード。ヒロインのジャスミン役には『パワーレンジャー』(2017)やリブート版『チャーリーズ・エンジェル(邦題未定、原題:Charlie’s Angel)』のナオミ・スコットが起用された。音楽はアニメ版に続いて巨匠アラン・メンケンが務め、『ラ・ラ・ランド』(2016)や『グレイテスト・ショーマン』(2017)の劇中曲を手がけたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが新曲の作詞を担当する。

実写映画版『アラジン』は2019年6月7日(金)全国ロードショー

Sources: Will Smith, EW

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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