『ジュラシック・パークIII』主人公アラン・グラント博士はどこへ消えた? 俳優サム・ニールが衝撃の解釈を披露

映画『ジュラシック・パーク』シリーズの主人公として、世界中の観客に最も強く記憶されているのはサム・ニール演じるアラン・グラント博士だろう。ジェフ・ゴールドブラム演じるイアン・マルコム博士ももちろん人気のキャラクターだが、アラン博士はシリーズ第1作『ジュラシック・パーク』(1993)、そして『ジュラシック・ワールドIII』(2001)で物語を引っ張った人物。『ジュラシック・パークIII』の制作当時、サムはファンからの熱望に応じる形で、初めて同じキャラクターの再演に踏み切ったのである。
シリーズの生誕25周年を迎える2018年、最新作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)にはイアン・マルコム博士がシリーズに復帰することが判明している。しかし、同シリーズに未だアラン・グラント博士の姿は見えない。『ジュラシック・ワールドIII』を経て、アラン博士はどこへ消えたのか? 2016年のインタビューにて、サムが自身の解釈を明らかにしていた。
『ジュラシック・パーク』3作目のあと、アラン・グラントはどこへ
英ShortList誌のインタビューにて、サムはアラン・グラント博士の現在について尋ねられると、ジョークを交えながらこのように語っている。
「問題は、もはや誰もアラン・グラントがどこにいるのかを知らないってことだと思います。彼はもう古生物学を引退してますよ。恐竜に殺されかけたり、逃げ回ったりするのに疲れたんです。以前ほど足も速くないですしね。だから引退して、オハイオ州のデイトンで会計の仕事を大成功させてる。アランはそんな感じだと思うんですよ。それか、もう死んでいるかね。」
もちろんサム自身も、現在の『ジュラシック』の世界においては「アラン・グラントがどこにいるのかを知らない」人物の一人だ。しかしアランが引退したのではないかと推測した背景として、サムはこんな根拠を示してもいる。
「(『ジュラシック・パーク』シリーズで)ああいう(残酷な)出来事があって、そこからどうやって回復するんでしょう? 恐竜と出会った後の問題に対応する方法を、セラピストたちが学んでるとは思いません。まだ(アランは)乗り越えてはいないと思います。会計の仕事が唯一の道なんじゃないかな。」
ちなみに2016年当時、シリーズ復帰の可能性を尋ねられたサムは、これまた独特のユーモアを交えつつ答えていた。果たして世界中の映画ファンは、サムが3度目のアラン・グラント博士を演じる姿をスクリーンで見られるのだろうか?
「(出演オファーの)電話がないんですよ。だれもグラントを見つけられていない、彼は消えてしまったんです。彼の帽子がハドソン川に浮かんでるのを誰かが見つけたらしいですよ。それが最後に聞いた話です。」
映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は2018年7月13日より全国ロードショー。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』公式サイト:http://www.jurassicworld.jp/
Source: ShortList
Eyecatch Image: Photo by sean.koo Remixed by THE RIVER