「エイリアン:アース」特報映像が公開、舞台は『エイリアン』直前の2120年 ─ 地球が奴らの餌食になる

『エイリアン』シリーズ初の実写ドラマシリーズとして注目の「エイリアン:アース(原題)」より、短くも不気味なティザー映像が公開された。主な映像は先に登場していたものと同じであるが、新たな演出と新情報が加えられている。
舞台設定は2120年となるようだ。シリーズ1作目が2122年を描いていたので、2年前を描く内容となる。これは、主に2093年を描いた『プロメテウス』(2012)の前日譚になるらしいという前情報を覆すものである。
ナレーションとテロップは“In 2120, Mother Earth is expecting.”というもので、 “Expecting”は「妊娠している、お産が近い」といった意味。地球がエイリアンによって寄生され、その中に胚を植え付けられるということだろう。YouTubeのアイキャッチ画像では、第1作のティザーポスターで描かれていた「卵」が地球に置き換えられたものとなっている。
宇宙空間に浮かぶ美しき地球……と思いきや、それはゼノモーフ頭部に反射する姿だったという映像。不気味な光沢を放つゼノモーフが、唾液を垂らしながら地球に向かって咆哮する。『Alien: Earth』のタイトル表記に合わせて、乱れた映像がサブリミナル的に挿入されているが、よく確認すると、動物らしき生き物の瞳や、ゼノモーフに襲われて絶叫する白人男性の姿を見ることができる。
監督は「FARGO/ファーゴ」や「レギオン」のノア・ホーリー。ゼノモーフのシルエットはオリジナル版に敬意を払って「ノータッチ」としつつ、より恐ろしくなるよう独自の解釈を取り入れたという。『エイリアン』シリーズの生みの親であるリドリー・スコットが製作総指揮として参加する。シリーズは早くも2シーズン以上を見越しており、製作・放送を担当する米FX局のジョン・ランドグラフCEOは「かなり強気な姿勢」と自信。
「エイリアン:アース」は2025年夏リリース予定。特報映像ではhuluでの配信とアナウンスされているが、日本のhuluとは資本系が全く異なるので注意。日本では2025年にディズニープラス「スター」で配信されることが告知されている。
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