『エイリアン:ロムルス』原点回帰の純ホラー、「ちゃんと怖い」 ─ 「全クリーチャー実物を作った」徹底こだわり

SFホラーの金字塔『エイリアン』シリーズ最新作『エイリアン:ロムルス』は、ホラーに振り切った恐怖の作風で原点回帰を試みているようだ。公開されたメイキング映像で、フェデ・アルバレス監督をはじめ、出演のケイリー・スピーニーらがその見どころを語っている。
『エイリアン:ロムルス』は、『ドント・ブリーズ』シリーズのフェデ・アルバレス監督が新たに手がける最新作。物語は、リドリー・スコットの『エイリアン』(1979)、ジェームズ・キャメロンの『エイリアン2』(1986)の中間を描く物語だ。
レイン役で主演のケイリー・スピーニーが「『エイリアン』シリーズは映画史の中でもとりわけ格別なもの」と語れば、アルバレス監督は「本作のコンセプトは原点回帰。純ホラー映画を再び作るということ」と説明。これまでのシリーズでは、主にメカニックのプロである大人たちが描かれてきたが、今作はド素人の若者グループが宇宙船内で未知のクリーチャーに襲われる密室パニックを描く。「宇宙船の中にはたくさんの秘密や未知のことがある。その代償は甚大です」と、監督は予告する。

アンディ役のデヴィッド・ジョンソン「リドリーが『エイリアン』1作目でやったように、フェデも合成なしの撮影にこだわりました」と紹介すると、監督も「シリーズのファンとして、現実的で地に足着いたものにしたかった。だからこそ、すべてのクリーチャーを実物で作ったんです」と連ねる。スピーニーによれば、「このシリーズで愛するものが全て詰まっています。ちゃんと怖いものになっています」というから、覚悟して鑑賞に挑みたい。
知識なし、逃げ場なし、希望なし。原点回帰の恐怖をめざす『エイリアン:ロムルス』は2024年9月6日、日本公開。
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