『エイリアン:ロムルス』にはリプリーの隠しネタがあると監督が明かす ─ 「3回くらい観直して、誰かに見つけて欲しい」

シリーズ最新作『エイリアン:ロムルス』は、『エイリアン』と『エイリアン2』の中間となる時間軸を描く物語だ。主人公は若き女性レインら6人の若者たち。“持たざる者”である彼女たちは、とある宇宙ステーションに潜入。兵士でも科学者でもない“普通の若者”が、密室の宇宙ステーションで恐怖の生物に次々と襲われていく……。

新キャラクターとなる6人の若者たちが描かれる本作だが、『エイリアン』『エイリアン2』の主人公として伝説的な人気を誇るシガニー・ウィーバーのエレン・リプリーが登場したり、彼女にまつわる描写が本作に登場したりする案は検討されたのだろうか?監督を務めたフェデ・アルバレスは米ReelBlendのインタビューで、何やら興味深い情報を投下している。
リプリーは『エイリアン』1作目でノストロモ号の悲惨な事件からの唯一の生存者として、なんとか脱出。脱出艇ナルキッソス内でハイパースリープ状態となり、2作目の『エイリアン2』で発見されるまで、実に57年もの間、宇宙空間を漂流していた。
『エイリアン』後を描いた『エイリアン:ロムルス』では、リプリーを登場させる案はあった?それとも、彼女は睡眠状態でどこかを漂流しているはずだから、それは不可能だった?そう尋ねられたアルバレス監督は、「“不可能”とは言いません」と返答。「なぜなら、彼女が漂流していた年月の間に、実際に何が起こったのかを知る人はいませんからね。」
しかし、少し沈黙した後に「これ以上は言えません」と続けた監督。「法的な理由で言えない」と笑っている。何かを明かしたいが、今はそうできない事情があるらしい。「ただ、不可能ではないです。可能です。どうにかしてストーリーに組み込むことだってできると思います。そうとだけ言っておきましょう。」
この返答に対し、初期の脚本にはリプリーが書かれていたのかと尋ねられると、回答をはぐらかしつつ、「一ヶ月くらいして、みんなが映画を観てくれるのを待ってから、もう一度この質問をしてもらいたいですね」と、現時点ではまだあまり情報を明かしたくないことを示唆。
さらに監督は、「その質問の答えとなるものは、映画の中で数カ所に隠しておきました。かなりうまく隠されていますが、よく見える場所に隠されています」と劇中に隠しネタがあることを明かす。何度も見直さないと気づかないようなものらしく、「誰かがこの映画を3回見直して、“ちょっと待って待って待って!”と、自力で大発見して欲しい」と話したのだった。
果たして『エイリアン:ロムルス』内に忍ばされた、エレン・リプリーの隠しネタとは?劇場で何度も鑑賞して、“隠れリプリー”を探してみよう。2024年9月6日より日本公開だ。
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Source:ReelBlend