『エイリアン:ロムルス』海外最速レビュー到着 ─ 「狂気のジェットコースター」「宇宙版ドント・ブリーズ」「ホラーとアクション完璧調合」「恐るべき原点回帰」

『エイリアン』シリーズ最新作『エイリアン:ロムルス』のワールドプレミアが米ロサンゼルスで開催され、現地のメディア関係者らは本作を一足先に鑑賞したようだ。
リドリー・スコットによる第1作『エイリアン』(1979)と、ジェームズ・キャメロンによる『エイリアン2』(1986)の中間を描くという『エイリアン:ロムルス』。監督は『ドント・ブリーズ』(2016)などおぞましいホラーを得意とするフェデ・アルバレスだ。
果たして『エイリアン:ロムルス』の出来やいかに。海外レビューをまとめた。
『エイリアン:ロムルス』最速感想レビューコメント
「『エイリアン:ロムルス』クッソやべぇ!フェデ・アルバレス監督は、過去作すべての最高な要素を織り交ぜたストーリーを巧みに作り上げた。ホラーとアクションの完璧なバランス。息を呑むような映像!スピーニーとジョンソンがMVP。そして第三幕ヤバい!今のところ、今年ベスト!」(Cris Parker)
「『エイリアン:ロムルス』は過去6作の『エイリアン』映画を、それらの断片も使いながら駆け抜ける、狂気のジェットコースターだ。集中力ある、ほとんど独立したストーリーで、華麗なるゴア描写と恐怖演出に満ちている。進めば進むほど面白くなっていき、第3幕の驚異的などんでん返して終わる。」(Germain Lussier)
「『エイリアン:ロムルス』は『エイリアン』に期待される素晴らしい特徴をすべて兼ね備えていて、それでいてノスタルジアやファンサービスに傾倒しているわけでもない。むしろ、クレイジーで新しい方向に進んでいる。フェデ・アルバレスとキャストはこの夏最高の映画を生み出した。」(Borys Kit, The Hollywood Reporter)

「『エイリアン:ロムルス』は待ち望んだSFホラー最高傑作!フェデ・アルバレスは一番恐ろしい形でシリーズを原点回帰させた。すべての瞬間がハラハラドキドキの緊張感で、『エイリアン』映画に求めるもの、それ以上がある。ここ数十年で最高の『エイリアン』映画だ!IMAXで観るべし!」(Sean Tajipour)
「『エイリアン:ロムルス』はショッキングなほどに良い。この映画はホラー、スリル、ビジュアルにおいて革新的で、しかも無駄な流血・ゴア描写に行き過ぎていない。オリジナルの『エイリアン』をとても良い形で再現している。第3幕では驚愕して落ちた顎を拾い上げなくてはいけないほどだった。狂ってるぜ。ワオ。」(Brandon Davis, Comicbook.com)
「『エイリアン:ロムルス』で、初めて私は『エイリアン』シリーズを観て恐怖した。ケイリー・スピーニー扮するレインは完璧なキャラクターで、フェデ・アルバレスが作る紆余曲折に、ロムルスの向かう先は決してわからない。第3幕はマジでヤバい。大好きだ。」(Rachel Leishman)
「『エイリアン:ロムルス』は盛り上がるまで少し時間がかかるのだが、第3幕で真のホラーへと転じる。フェデ・アルバレス監督の過去作とも共通点がいくつかある。確かにサプライズと過去作再現がいくつかある。私はクモが苦手なので、フェイスハガーがキモすぎた。」(Joey Magidson)


「『エイリアン:ロムルス』は宇宙版『ドント・ブリーズ』。スコットのプリクエルと『1』『2』のエグい融合。独自のアイデンティティを見つけようと地獄で戦っている。うまくできているところもあれば、そうでないところもある。しかしフェデの触覚的なセットは、これまでで一番気骨があり、汚れたセットだ!」(Griffin Schiller)
「『エイリアン:ロムルス』はオリジナル版の完璧なオマージュ。できる限り特撮が使われている。そのおかげでCGIが使われる場面が際立っている。出だしはゆっくりだが、ひとたび流れに乗ると、最後までハラハラドキドキ!」(Tessa Smith)
「『エイリアン:ロムルス』は『エイリアン』以来最高の『エイリアン』映画。スコットによるオリジナル版のSFホラーと、キャメロンによるスリリングなアクションの完全な橋渡し。シーンを追うごとにどんどんスリリングになっていって、度肝を抜くラストで最高潮に達する。フェデ・アルバレスは抜かりない。斬新なアイデアに満ちた絶対的狂気作。」(Jonathan Sim, ComingSoonNet)



「『エイリアン:ロムルス』はこのシリーズ最高傑作のひとつになった。緊迫していて、恐ろしく、混沌としたストーリーは非常によく出来たテクニカルな要素で構築されていて、さらにユニークな体験ができる。キャストも素晴らしく、音響もイカレている。絶対に映画館で観た方がいい。」(The Hollywood Handle)
「『エイリアン:ロムルス』のサスペンスで前のめりになりすぎて座席から落ちるところだった。フェデ・アルバレスは課題を理解しており、大成功で合格している。ファントして、私は今回登場した新しい要素と捻りが気に入った。『エイリアン』シリーズに新たな風を吹き込んでいて、最高の作品になるかもしれない。」(Emmanuel Noisette)
「『エイリアン:ロムルス』はホラーの原点に大きく傾倒し、容赦なくエグいスリル・ライドを作り上げている。それはスローに始まって、激しさを増していき、最後には息切れしてしまうほどだ。テーマ的な深みはなく、ファンサービス的な瞬間がたくさん組み込まれているので、何か新しいことや深みのあるものを提供するというよりは、ベスト盤のような印象。それでも、カイリー・スピーニーとデヴィッド・ジョンソンの地に足着いた演技は十分な感情の重みを与えていて、観客はこの殺戮劇に夢中になることができる。間違いなく、シリーズで最もわかりやすい作品だ。」(Matt Neglia)
「自分にとって『エイリアン:ロムルス』はシリーズのベスト盤って感じ。あまり新しい要素はなかった(アレは除く。すごく良かった!)。でも、ズバ抜けて良く出来ている。クリーチャーも素晴らしく、音響と撮影ももゴージャスで、スピーニーとジョンソンの演技も盤石。興奮した!」(Bill Bria)


「『エイリアン:ロムルス』は不思議な作品だ。恐怖演出は効果的だが、どのセットもビデオゲーム的か、テーマパークのアトラクションのイントロか、ホラーナイトの迷路のようだ。私は簡単な人だが、キャラクター造形も私には全くピンと来なかった。私には合わなかった。」(Amelia Emberwing)
「『エイリアン:ロムルス』には好きなところがたくさんある。最初の1〜2幕にはすごく独創的なところがあって、本当に気に入った。しかし、フィナーレは大きくブレていて、私はあまり乗れなかった。気圧されてしまった。独創的だが欠点のあるエイリアン映画ということで、『プロメテウス』>『ロムルス』。」(Jake Hamilton)


『エイリアン:ロムルス』は2024年9月6日、日本公開。
▼ 『エイリアン:ロムルス』の記事
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