『アリータ』続編を求める看板広告がロサンゼルスに出現

ジェームズ・キャメロン製作、ロバート・ロドリゲス監督が手がけた『アリータ:バトル・エンジェル』(2019)の続編企画を求める声が、第1作公開直後より熱狂的なファンの間で広がっていた。現在も続くこうした声を後押しするかのように、本作のファンコミュニティ「The Alita Army(アリータ・アーミー)」がロサンゼルスの高層ビルに続編を求める巨大広告を掲載している。
Hey Disney, these ads are running today on a billboard in Koreatown in downtown Los Angeles. They're saying that the Alita Army wants an Alita sequel. @DisneyStudios @20thCentury #AlitaSequel @doc_ido pic.twitter.com/cNNE7LYADh
— Charlie Schmidt (@CharlieSchmidt1) June 1, 2020
広告が掲載されたのは、ハリウッドの南に位置するダウンタウン・ロサンゼルスのコリアンタウンにある高層ビル上部。これを目撃した人によるTwitterでの投稿からは、続編製作を促す4種類の広告が確認できる。これらの広告は、出演者である主人公アリータ役ローザ・サラザール、サイバー医師・イド役クリストフ・ヴァルツ、実在するロボット義手の少女ティリー・ロッキーの言葉をそれぞれ引用したもの、そして同キャンペーンへの参加を促すものとなっている。
アリータ・アーミーが続編企画を実現させるために行動を起こしたのは今回が初めてのことではない。2020年(第92回)アカデミー賞授賞式の日には、ファンたちがディズニーに対して「#AlitaSequel #Alita Army(アリータの続編を。アリータ・アーミー)」と記された垂れ幕を飛行機で上空に掲げるなどの運動も展開されていた。
プロデューサーを務めるジョン・ランドーもアリータ・アーミーの活動に言及している。2019年12月に行われた米Cinema Blendの取材にて、ランドーは「アリータ・アーミーは、ディズニーにいるファミリーに(続編企画への声を)投げかけ続けて、『アリータ』続編映画の重要性を分かってもらうべき」と話していた。以降もランドーは「『アリータ』の続編を求めます」という言葉がプリントされたTシャツを着用した自分の姿をSNSに投稿するなど、アリータ・アーミーや本作のファンに向けてメッセージを送っている。
こうしたファンによる精力的な活動については出演者も認識しているようで、クリストフ・ヴァルツは「(本作には)信者がいるのを知っているので、これまでに何の話もないことに、少しガッカリしていますし、びっくりしています」と以前に語っていた。本作は、2019年3月にディズニーが20世紀フォックスの買収を完了させる直前に公開された作品。そのため、続編企画の実現については決定権を持つディズニーの判断次第ということになりそうだ。
Source: Jessica Chobot Twitter, Cinema Blend ,Jon Landau Instagram