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クリスチャン・ベール怪作『アメリカン・サイコ』続編コミック米刊行 ─ 過去と現代が交差、ふたつのサイコパス物語

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ブレット・イーストン・エリスの同名小説を映画化したクリスチャン・ベール主演の名作『アメリカン・サイコ』(2000)の続編が、コミックとして米刊行されることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

80年代のニューヨークを舞台にした『アメリカン・サイコ』の主人公は、27歳のハンサムなヤッピー(=都会暮らしの若く気取ったエリートサラリーマン)、パトリック・ベイトマン。一流投資会社の副社長で高級マンションに住み、美しい婚約者もいる彼はエリート街道まっしぐらの人生を謳歌しているが、その裏の顔は連続殺人鬼。ベイトマンは心に潜む暗い闇に突き動かされ、夜な夜な娼婦を殺害していた──。

サンディエゴ・コミコン2023にて米Sumerian Comicsが、『アメリカン・サイコ』の続編コミックを4号にわたって刊行することを発表。同社は、「コミックっぽく見えすぎない」という条件で、映画で主人公を演じたクリスチャン・ベールのキャラクター像を保持する許可を得たとのこと。

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続編コミックでは、ベイトマンの殺人事件をめぐる2つの異なる物語を取り上げる。一つは彼の殺人行為に対する新たな視点を明らかにし、もう一つは「過去との驚くべきつながり」を描きつつ、現在が舞台になるという。現代のストーリー展開は、「ソーシャルメディアに取り憑かれたミレニアル世代の女性チャーリー(シャーリーン)・カルザーズという新たに登場するサイコパスが、暴力に満ちた負のスパイラルに陥っていく。ドラッグで溢れたパーティーが流血を引き起こし、チャーリーは自身に潜む闇について真実を発見する過程で死体を残していく」と紹介されている。チャーリー・カルザースが、映画版に登場した、ベイトマンの同僚であるルイス・カルザースとどのような関係があるのかは不明だ。

ストーリーを手がけるのは、ファンタジーコミック『Quested』を執筆したマイケル・カレロ。アートはコミック版『ウィッチャー』のピョートル・コワルスキーが務め、カラーはコミック『Kong of Skull Island』のブラッド・シンプソンが担当している。

『アメリカン・サイコ』続編コミックは、2023年10月11日より米コミック書店とオンラインで発売予定。

Source:Deadline

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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