「キャシアン・アンドー」は『ローグ・ワン』ファンへの挑戦状 ─ 「物事は君たちの想像とは違う」とディエゴ・ルナ

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)に登場したキャシアン・アンドーを描く前日譚ドラマ「キャシアン・アンドー」でタイトルロールを再演するディエゴ・ルナによると、本作は『ローグ・ワン』ファンの予想を覆す作品になっているらしい。
「キャシアン・アンドー」の舞台は、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の直前を描いた『ローグ・ワン』から5年前。帝国が支配する暗黒の時代を舞台に、反乱軍として立ち上がった名もなき戦士たちの物語を描く。
米The Hollywood Reporterの取材に登場したルナは、「キャシアン・アンドー」でクリエイターを務めるトニー・ギルロイが、新しいタイプの『スター・ウォーズ』の物語を描くことを恐れていなかったと思うかと尋ねられ、「そう思います。とにかくトニーは恐れないんです(笑)」と回答。「彼は非常に抜かりのない方法で自由を謳歌して、僕はそのやり方が気に入っています。この物語に彼のような人物の意見を投入できるのは、すごく興味深いことです」と続け、次のようにシリーズの見どころを説明している。
「なぜ、どのように物事が起きて、このキャラクターはなぜこんなことをしたのか。ファンが考え出した全てのアイデアや答えに挑むつもりです。なぜ、キャシアンは大儀のために全てを犠牲にすることを厭わなかったのか? “僕は6歳の時からこの戦いに参加している”と言ったのはどういう意味なのか? “僕は反乱軍のために酷いことをしてきた”とは何を意味しているのか?
『ローグ・ワン』を観た人は、みんな自分が答えを知っていると思っているから、そこに僕たちはチャレンジするんです。そこに挑戦して、“いいや、聞いてよ。物事は君たちが想像しているのとは違うんだ”と言うつもりです。」
一般的な“前日譚”は、オリジナル作品で起きた出来事や結末を知っている前提で観賞する形になる。しかしルナの発言によると、「キャシアン・アンドー」にはファンの予想もつかないような物語やサプライズが待ち受けているようだ。
本シリーズはシーズン2で完結することが明らかになっており、シーズン1は1年間の出来事を綴り、12話構成となるシーズン2は3話ごとに4つのブロックに分け、各ブロックを1年に見立てて計4年間の物語が描かれる。シーズン2のラストは『ローグ・ワン』の冒頭に直結する形で幕を下ろす予定だ。
「キャシアン・アンドー」初回3話は2022年9月21 日(水)よりディズニープラスにて独占配信。
Source: The Hollywood Reporter