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アンジェリーナ・ジョリー、『スペンサー』監督の新作映画に出演 ─ 伝説のオペラ歌手マリア・カラス役

アンジェリーナ・ジョリー
Photo by Foreign and Commonwealth Office https://www.flickr.com/photos/foreignoffice/32592511734/

『マレフィセント』シリーズや『チェンジリング』(2008)のアンジェリーナ・ジョリーが、『スペンサー ダイアナの決意』のパブロ・ラライン監督による新作映画『マリア(原題:Maria)』に出演することがわかった。米Varietyなどが報じている。

本作は伝説のオペラ歌手マリア・カラスの伝記映画で、ジョリーはカラス役を演じる。1923年にアメリカ・ニューヨークに生まれたカラスは、幼くして両親の故郷・ギリシャに渡ってオペラの訓練を積み、イタリアでキャリアを重ねた。身体への負担を承知で数々の難役を務める一方、プライベートの彼女は激しい嫌がらせに遭い、スキャンダルにも悩まされていたという。1977年、カラスは53歳でこの世を去っている。

映画は1970年代のパリを舞台に「カラスの最期の日々を甦らせ、再創造する」作品になるとのこと。「世界で最も偉大なオペラ歌手の激動の人生、美しく悲しい物語を描く」と伝えられている。脚本は『スペンサー』を執筆したスティーヴン・ナイト、プロデューサーは監督の弟であるフアン・デ・ディオス・ララインらが務める。

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ラライン監督は「映画とオペラ、最も個人的かつ深いふたつの情熱を融合させることは長年の夢でした。非常に勇敢かつ好奇心旺盛なアーティスト、アンジェリーナとともにこの映画を作れることも魅力的な機会。真の贈り物です」とコメント。ジョリーも「マリアの人生とレガシーに大きな責任を感じますし、この挑戦にすべてを差し出すつもりです。パブロ・ララインは長らく敬愛する監督であり、彼とスティーヴン・ナイトの脚本のもとでマリアの物語を語れることを夢のように思います」との声明を発表した。

『スペンサー』ではダイアナ妃役のクリステン・スチュワートがアカデミー主演女優賞候補となったが、ラライン監督は『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』(2016)でも、ケネディ米大統領の妻ジャクリーンを演じたナタリー・ポートマンをゴールデングローブ賞の主演女優賞候補に導いている。近年は『エターナルズ』(2021)などファミリー映画/大作映画への出演が多いジョリーだが、過去には『17歳のカルテ』(1999)でアカデミー助演女優賞を受賞、『チェンジリング』では同じく主演女優賞候補となっている。ラライン監督とのタッグで、久々に俳優として映画賞へのカムバックとなるか。

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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