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『アーミー・オブ・ザ・デッド』ゾンビタイガー、「タイガーキング」出演者の協力得ていた

アーミー・オブ・ザ・デッド
Netflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』2021年独占配信予定

ザック・スナイダー監督の最新作となるゾンビ映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』に登場するゾンビタイガーが、意外な人物からの助けを得て生み出されていたことがわかった。その人物とは、Netflixのドキュメンタリーシリーズ「タイガーキング: ブリーダーは虎より強者?!」(2020)に出演したことで一気に名を知られるようになった動物愛護運動家、キャロル・バスキンだ。

『アーミー・オブ・ザ・デッド』は、ゾンビの大量発生により荒廃し、外界から隔離されたラスベガスを舞台に、傭兵集団が一攫千金の強盗計画に挑む物語。『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004)を手がけたスナイダー監督が作り出す新たなゾンビワールドに期待がかかる中、予告編ではゾンビ人間ならぬゾンビタイガーが登場し、配信開始前から大きな話題を集めていた。

このゾンビタイガーの名前はバレンティン。本作のVFX(視覚効果)統括者マーカス・タオルミナは、バレンティンを生み出すにあたりキャラクターデザインが最もチャレンジングだったと米Varietyに明かしている。「トラへの信ぴょう性を生み出すことが必要だった」と語るマーカスは、自身の率いるVFXチームと共にネバタ州にある動物園に足を運び、本物のトラを観察したという。しかしながら、そこでのトラたちは「老いてやせ細っていた」ため、デザインの参考にはならなかったそうだ。

そのあと行き着いた先が、「タイガーキング」で一気に知名度を上げた、キャロル・バスキンが営む動物保護区Big Cat Rescueだった。マーカスによれば、保護区を訪れた時は「タイガーキング」の撮影が終了した直後だったという。つまり、マーカスらは「タイガーキング」の存在を知らずに、バスキンの保護区を偶然訪れたということだ。「キャロルはとても協力的でした」とマーカス。餌の時間を見計らってトラに近づき、バレンティンのデザイン設計に必要な写真を撮らせてもらうことができたという。

当時は、「タイガーキング」にバスキンが出演するなどつゆ知らずであったマーカスだが、保護区訪問から数カ月後、自宅のテレビでその事実を知ったのだそう。このときの反応について、マーカスは「この声知ってるなと思って部屋に入ったら、“うそ、キャロルじゃん”って。大発見でしたね」と振り返っている。

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Source: Variety

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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