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アン・ハサウェイ、アンソニー・ホプキンス出演『アルマゲドン・タイム』5月12日公開決定 ─ 『アド・アストラ』ジェームズ・グレイ監督最新作

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像
© 2022 Focus Features, LLC.

アン・ハサウェイアンソニー・ホプキンスらが出演する、『アド・アストラ』(2019)『エヴァの告白』(2013)のジェームズ・グレイ監督による最新作『Armageddon Time(原題)』が、邦題『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』として2023年5月12日(金)に日本公開されることが決定した。あわせて場面写真3点も到着している。

1980年、ニューヨーク。白人の中流家庭に生まれ育ったポール(バンクス・レペタ)は公立学校に通う12歳。PTA会長を務める教育熱心な母エスター(アン・ハサウェイ)、働き者でユーモラスな父アーヴィング(ジェレミー・ストロング)、私立学校に通う優秀な兄テッド(ライアン・セル)と不自由なく過ごしているが、近ごろは家族への苛立ちと居心地の悪さを感じる毎日。そんなポールにとって、祖父のアーロン(アンソニー・ホプキンス)は唯一、自分の心を許せる良き理解者だった。

想像力が豊かで、芸術に興味を持つポールにとって、規律を重んじる学校生活は窮屈そのもの。周囲との集団生活にもうまく馴染めずにいたが、クラス屈指の問題児である黒人生徒ジョニー(ジェイリン・ウェッブ)だけは打ち解けられる友人だった。ところがある日、ポールとジョニーによる些細な悪事がふたりの行く末を分けることになる……。

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像
© 2022 Focus Features, LLC.
アルマゲドン・タイム ある日々の肖像
© 2022 Focus Features, LLC.

公開された場面写真は、ポールと大好きな祖父アーロンが公園で仲睦まじく寄り添う様子のほか、アン・ハサウェイ演じる母のエスターや、「メディア王 〜華麗なる一族〜」(2018-)『シカゴ7裁判』(2020)の名優ジェレミー・ストロングが演じる父親アーヴィングの表情を切り取ったものだ。

第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された本作は、グレイ監督が脚本・製作を兼任した、監督自身の実体験に基づく自伝的物語。『リトル・オデッサ』『裏切り者』『アンダーカヴァー』『トゥー・ラバーズ』『エヴァの告白』と、故郷・ニューヨークを舞台にした映画5本を手がけたあと、監督は冒険映画『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』やSF映画『アド・アストラ』で新たなジャンルに挑戦。次に選んだのは、ニューヨークだけでなく、監督が実際に育ったクイーンズ区フラッシングの2世帯住宅を思わせる長屋だった。

「ジャングルの映画も宇宙の映画も撮ったことがあるし、そういう経験が好きです。しかしある時点で、“無限”はある意味で自分の中にあるのだと気づくんです。そして、自分の経験を直接、正直に表現することができれば一番いい。そのために自分自身の過去に立ち返ろう、できる限り自分らしい映画を作ろうと思いました。」

差別と格差が根付いた80年代のニューヨークを舞台に、本作は多感で繊細な12歳の少年ポールが培う友情、微妙な変化を迎える家族との関係を通じて、時代をとりまく理不尽や不公平を浮き彫りにする。生きづらさのなかに滲む“理解”と“愛”に寄り添い、同時に自らの“無力”を噛みしめ、世の中との折り合いをつけながら日々を営む人々の姿を見つめる、痛烈で鮮烈なエモーショナル・ドラマだ。

映画『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』は2023年5月12日(金)より全国ロードショー

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THE RIVER編集部THE RIVER

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