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亡くなったジョルジオ・アルマーニの伝記映画が製作決定

Bruno Cordioli https://www.flickr.com/photos/br1dotcom/3908028844

世界的なイタリア出身のファッションデザイナー、故ジョルジオ・アルマーニの伝記映画『Armani – The King Of Fashion(原題)』が製作されることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

2025年9月4日、アルマーニは肝不全のため、91歳で逝去した。故人は、1975年に自身のブランド「アルマーニ」を設立し、洗練されたスーツやシンプルで上品なデザインでメンズ・レディース双方に革新をもたらした。そのデザインはモード界に多大な影響を与え続け、映画の衣装にも多く使用されている。

この映画は、20世紀および21世紀のファッション界で最も影響力のあるデザイナーの一人として広く評価されている、アルマーニの個人的な成長とキャリアの歩みを描く。アルマーニは私生活を公にしない人物だったが、建築家でファッションデザイナー、実業家でもあったビジネスパートナーのセルジオ・ガレオッティと長年にわたり親密な関係を築いていた。ガレオッティは1985年にエイズ合併症で亡くなっている。

現時点では、映画がアルマーニの私生活にも触れるのか、ファッションショーやレッドカーペットでの仕事のみに焦点を当てるのかは不明。また、本プロジェクトにアルマーニ家が携わるのかも明らかになっていない。

製作は、『フェリーニに恋して』(2016)、『フェラーリ』(2023)を手がけたアンドレア・イェルヴォリーノが務め、『Maserati: The Brothers(原題)』(2025)でイェルヴォリーノとタッグを組んだボビー・モレスコが脚本を担当する。

これまでにアルマーニを題材にした作品には、マーティン・スコセッシ監督による短編ドキュメンタリー『Made in Milan(原題)』(1990)がある。

イェルヴォリーノによると、このプロジェクトは数ヶ月前から準備が進められており、「国際的なファッション界における偉大な革新者の一人であり、世界中でイタリアのアイデンティティを揺るぎなく象徴する人物に敬意を表したいという個人的な思い」から生まれたという。

イェルヴォリーノはアルマーニの偉大さについて、「ジョルジオ・アルマーニの死は、アルマーニという名前が、イタリアと世界にとってどれほど深い価値と意味を持つかを改めて浮き彫りにしました」とコメントし、こう続けている。

「アルマーニというブランドは誰もが知っていますが、ジョルジオ・アルマーニという人物と彼の物語、犠牲、そして世界中で認められるイタリアン・ドリームを実現したビジョンを、本当に理解しているわけではありません。イタリア人として、私はイタリアの名声をこれほどまでに高めた人物に敬意を表す義務を感じています。(中略)このプロジェクトは、すべてのイタリア人にとっての誇りであり、アルマーニの継承者たちが敬意と愛情を持って受け取ることができるトリビュートになると信じています。」

Source:Deadline

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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