手塚治虫『鉄腕アトム』海外CGアニメリブート進行中 ─ 1話30分・全52話構成
日本発の不朽の名作『鉄腕アトム』が、CGI-3Dアニメとしてリブートされることがわかった。米Varietyが報じている。
手塚治虫による原作漫画『鉄腕アトム』は、2022年で連載開始から70周年を迎え、いま再び脚光を浴びているところだ。人間の心を持った少年ロボット、アトムがロボットに対する差別や正義と向き合いながら地球を守るSF物語。はじめてのアニメ版は、1963年から1966年までに渡り日本で放送され、世界各地でも放送され絶大な支持を博した。その後も、アニメ版が複数回製作されている。
1話30分、全52話構成となる本作では、インターネットやソーシャルメディアの影響、人類による環境破壊など、現代社会における問題に切り込むタイムリーなストーリーになるとのこと。監督を務めるのは、アニメ「ミラキュラス レディバグ&シャノワール」(2015−)のトーマス・アストリュクだ。
共同製作を担当するのは、『リトルプリンス 星の王子さまと私』(2015)などを手がけたMethod Animation・ Mediawan Kids & FamilyとShibuya Productions。Method Animationはフランスを拠点とする製作会社で、Shibuya Productionsはモナコ公国に設立された法人である。
本作の正式発表にあたり、この2社は「手塚の原作漫画は、パワフルなメッセージを世界中の読者に届けるという点で、はるかに進んでいました。空を飛ぶ少年のファンタジックなストーリーは、今日でも世界中の読者の共感を呼ぶ強い価値観に満ちています」と述べている。
なお、本作の放送・配信時期などについては不明だが、Mediawan Kids & Familyからは「カミングスーン(近日公開)」と明記されている。
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