『アバター:WoW』 黒字化セーフ、『トップガン マーヴェリック』超え確実

ジェームズ・キャメロン監督の大作映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は米国外での興行収入成績が好調で、2022年最大のヒット作『トップガン マーヴェリック』の記録を超えることが確実となった。懸念された損益分岐点も超えるものとみられる。
2023年1月4日時点で、『ウェイ・オブ・ウォーター』の全世界累計興収は14億4,394万ドル。対して『トップガン マーヴェリック』は14億8,873万ドル。5日の興収で『トップガン マーヴェリック』の世界累計を超える見込みだ。
『トップガン マーヴェリック』は米国市場で特に強い人気を博し、2022年公開作品としては国内1位記録となる7億1,832万ドルの興収を挙げた。『ウェイ・オブ・ウォーター』は4億4,694万ドルで劣るが、海外市場では好成績。上位国では、中国で1億6,200万ドル、フランスで9,372万ドル、韓国で7,608万ドル、インドで5,074万ドルの累計興収となっている。日本の記録は1,800万ドル。
本作は莫大な製作費が投じられており、その額は3億5,000万ドル~4億ドルと報じられている。キャメロン監督は「利益を出すには興行成績で歴代3~4位にならなければいけない」と語っているが、実際の損益分岐点は15億ドル前後と見られ、このマイルストーンはひとまずクリアできるものと見積もられる。続編製作にも期待出来そうだ。
なお、キャメロン監督のいう「歴代3〜4位」を達成するためには、少なくとも20億ドルの興収を稼ぎ出す必要がある。アメリカでは記録的寒波に見舞われ、一大市場である中国ではコロナ禍が再来するなど悪条件もある中、残り5億ドルを上乗せできるかどうかに注目が集まる。
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Source:Box Office Mojo,Variety