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『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』シガニー・ウィーバー、水中息止めの訓練は「恐ろしく、また素晴らしい冒険だった」

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
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いよいよ2022年12月16日(金)に公開されたジェームズ・キャメロン監督作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。前作でグレイス・オーガスティン博士を、本作ではジェイク&ネイティリの養女・キリを演じるシガニー・ウィーバーが、撮影に必須となった“長時間の水中息止め”をいかにして会得したかを米Varietyにて語っている。

サブタイトルの『ウェイ・オブ・ウォーター』が示すように、今回の主な舞台は水上・水辺・水中。キャメロン監督は「西部劇を撮るなら、馬の乗り方を学ぶわけでしょう」という持論のもと、水中シーンの多くを巨大な水槽の中で撮影するという挑戦を敢行した。撮影当時70歳(現在73歳)のウィーバーは、撮影のためにパルクールやフリーダイビングを習得。ほかのキャストよりも15~20分早くプールに入り、入念に準備に臨んでいたという。

「私は若干、閉所恐怖症のような体質なので落ち着く必要がありました。重量をうまく使いたかったし、うまく呼吸できるまでにやることがたくさんあったんです。より時間をかければ、よりリラックスすることができました。泳ぎの達人、キリになる必要があることは分かっていたので。」

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ウィーバーは自身の若い頃を振り返って、「(以前は)水泳のレッスンも受けていたし、常に自分を優秀なスイマーだと思っていたんです」と語る。しかし本作での体験は、「ある意味でキャスト全員にとって恐ろしいものでした」と認めた。「それは抗いがたい、素晴らしい冒険でもありますけどね」

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出演者たちが長時間にわたる水中での撮影に耐えられるよう、指導にあたったのはカーク・クラック。米海軍の特殊部隊・ネイビーシールズの指導にもあたっていたスペシャリストで、ドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』(2009)などでは自らダイバーを務めた経歴の持ち主だ。ウィーバーは訓練の成果をこう語る。

「肺活量を鍛え上げ、訓練するのに優に1年は費やしました。先週映画を見たときにとても気に入ったのは、本当に水中で暮らしているように見えたこと。演技でやっているようには思えませんでした。それがこの作品の大きな要素です。私たちには水中における大きな責任があったし、その全てをやってのけました。ジム(ジェームズ)は試練を与えたとき、私たちなら成功させられると確信していたのでしょうね。」

並々ならぬ訓練の結果、ケイト・ウィンスレットの7分14秒を筆頭に、ウィーバーは約6分半、サルダナは5分以上という水中息止めの記録を達成した。その桁外れな時間の長さもさることながら、本編でどこまで自然な演技に仕上がっているのかにも注目してほしい。

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は2022年12月16日(金)より公開中。

Source: Variety | TEXT: Yuka Shingai, 稲垣貴俊

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THE RIVER編集部THE RIVER

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