『アバター』続編、『地獄の黙示録』風な劇中写真が米公開 ─ 子どもの詳細、プロデューサーが説明

2022年12月公開予定の映画『アバター2(仮題)』の詳細が、新たな場面写真と共に判明した。
『アバター』(2009)の続編では、ナヴィの故郷パンドラから舞台を移し、新天地を目指していくジェイクとネイティリの旅が描かれる。既報では、2名の間には子どもが誕生することが分かっていたが、このたび英Empireで公開された劇中写真では、まさに子どもの姿が捉えられている。
水面から顔を出している子どもの名は、“スパイダー”。パンドラの基地で出生した人間の子だが、幼すぎるがゆえに地球に帰還することができなかった、“孤児”だという。そこで、ジェイクとネイティリがスパイダーを養子として迎え入れたというのだ。
しかし、プロデューサーのジョン・ランドーによれば、ナヴィ族であるネイティリは、スパイダーに対して複雑な思いを抱いているのだとか。その理由には、前作で描かれた出来事が関係しているようだ。
「ジェイクが彼(スパイダー)を養子として迎え入れました。けれどネイティリは彼のことを、故郷を破壊し、父親を殺した人間の1人だと思っているんです。」
このたび明かされたのはスパイダーの姿のみだが、ジェイクとネイティリには、ほか3名のナヴィの子どもがいることも判明済み。そのうち1名については、2021年12月中旬に公開されたコンセプトアートで姿を見せていた。劇中写真は『地獄の黙示録』(1979)のワンシーンを思わせるが、スパイダーと共に3名の子どもたちも行動を共にしているのだろうか。
ともあれ本作では、人間と先住民族の争いが描かれた前作から打って変わって、1つの家族の物語にスポットライトが当てられることになる。プロデューサーのランドーは、これを改めて説明した上で、続編のヒントも残した。
「今回はジェイクとネイティリに焦点を当て、彼らを巡る普遍的なテーマを築いていきます。家族です。ジェイクは人間の世界から来て、ネイティリはナヴィの世界からやってきた。2人は、馴染めていない世界で子どもを育てている現代の異種族カップルみたいなんです。」
映画『アバター』続編シリーズは、第2作が2022年12月16日に、第3作が2024年12月20日に、第4作が2026年12月18日に、第5作が2028年12月22日に米国公開予定。
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