『アバター3』、語り手がジェイクから息子ロアクに交代 ─ 続編ごとに異なるキャラの視点に変わっていく方針

ジェームズ・キャメロン監督による超大作『アバター』シリーズの次回作『アバター3(仮題)』では、サム・ワーシントン演じるジェイク・サリーに代わり、ジェイクの息子ロアクが作品のナレーターを務めることになるようだ。キャメロンがPodcast番組にて明かした。
キャメロンは「皆さんが最新作の何が好きで、何に反応しているのか見積もるため、ちょっと落ち着いたら時間を取ろうと思っているんです。そうしたら前に戻って、『アバター3』を少しいじるかもしれません」と、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』への反応を次回作に反映する意向をコメント。観衆が反応した点を強調すべく微調整を行うようだ。
「例をあげると、ジェイクは実に人々と調和するキャラクターとして登場したので、私も『彼はもうナレーターだな』と思えたのかもしれません。この先、何が起こるのだろうと皆さんの興味をそそることになるでしょう。ジェイクは1,2作目のナレーターを務めたので、残りの3作品はそれぞれ違う人物にナレーターをしてもらいます。異なるキャラクターの視点から作品を見ることになります。3作目では、ロアクの視点を通した作品となりますよ。」

ジェイクとネイティリの次男であるロアクは、優れた戦士であると同時に、父に認められたいという想いと反発心の間で揺れ動く姿が印象的でもあった。父から息子に視点が継承されることで、壮大な家族の物語はより多層的な作品へと進化していくのだろう。演じるブリテン・ダルトンにも注目が集まることとなりそうだ。
現在大ヒット上映中の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022)の黒字化確定を受けて、間もなく正式再始動となる『アバター3』。これまで「ナヴィ族=善、人間=悪」だった構図を反転し、邪悪な側面を有するナヴィ族が現れることや、火を象徴的な役割を担うこともすでにキャメロンから予告されている。
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Source:Deadline