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『アバター4』がスゴいらしい ─ スタジオ幹部、脚本の完成度に「なんてこった」とだけ返信

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
(C) 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

巨匠ジェームズ・キャメロンの最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が、ついに日米同時公開となった。前作から13年ぶりの続編だが、すでにキャメロンは続編の製作に突き進んでいる。シリーズは5部作構成で、早くも4作目の撮影が始まっているのだ。

プロジェクトがスムーズに進行している理由の一つは、キャメロンによる脚本の完成度が極めて高いためでもあるらしい。米Colliderのインタビューでは、20世紀スタジオからの脚本に対する“ダメ出し”がどんどん少なくなっていることが明かされている。

「可能な範囲で話しますと、2作目の脚本を提出したときは、スタジオから3ページほどの戻しがありました。3作目を提出したときは、戻しは1ページ。より良くなったということですよね。そして4作目を提出したときは、スタジオやクリエイティブの重役が“なんてこった(Holy fuck)”とメールを送ってきたんです。ですから、“あれ、戻しはどこですか?”と聞いたんです。そうすると彼女は“これが戻しです”と。どうかしてますよね、いい意味で。」

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まったくスタジオ側の注文が入らない、寸分の隙もない脚本とは一体どのようなものなのか。キャメロンは4作目について、「どんな映画になるか想像がつくと思われているでしょうが、そんなことはないですよ。私が言っている通りの作品になることを願っています」とだけ語っている。

ちなみにキャメロンが『アバター』5部作の参考にしたのは、ピーター・ジャクソン監督による『ロード・オブ・ザ・リング』3部作。同シリーズはJ・R・R・トールキンの『指輪物語』という原作があったため、キャラクターそれぞれの展開を俳優陣に伝えることができたが、キャメロンは『アバター』でも「同じことをしなければいけないと思った。原作があるかのように振る舞わないと」と語っている。それが脚本を同時に執筆し、俳優陣に読んでもらうという方法だったのだ。

先日の来日記者会見で、キャメロンは今後の作品で「パンドラの海、砂漠、山、(北極や南極のような)極圏」を描くことを明かしていた。ジェイク役のサム・ワーシントン、ネイティリ役のゾーイ・サルダナ、キリ役のシガニー・ウィーバー、クオリッチ役のスティーヴン・ラングは、そろって続編すべてに出演予定であることもわかっている。

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は2022年12月16日(金)より公開中。その後は第3作が2024年12月20日に、第4作が2026年12月18日に、第5作が2028年12月22日に米国公開予定だ。なにはともあれ、まずはシリーズの新たな船出を見届けよう。

Source: Collider

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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