『アバター2』キャスト、役作りのためキャメロン監督と熱帯雨林でサバイバル生活を送る ─ 「葉から水を飲んだ」

『アバター』(2009)続編として2022年12月に米公開を控える映画『Avator 2(仮題)』は、主人公サリー(サム・ワーシントン)やナヴィ族が、パンドラの別の地域を目指して水中、水上を旅するストーリーが描かれるという。この続編では、水辺だけでなく熱帯雨林もかなりの割合で舞台になる模様で、監督のジェームズ・キャメロンが映画のためにキャストと一緒に、数日間にわたって熱帯雨林でサバイバル生活を送ったと明かしている。
米Varietyのインタビューで、『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)のドゥニ・ヴィルヌーヴとキャメロンが対談。ヴィルヌーヴから、「俳優が撮影セットで何に取り組んでいるのか、どのように理解させるのですか?」と問われ、キャメロンがこう答えている。
「私はキャストたちを、“感覚記憶のオデッセイ”と呼んでいるものに連れ出したんです。私たちはカウアイ島へ行って、数日間、熱帯雨林で暮らしました。直火で料理をして、葉から水を飲んだんです。私は、“これからトレイルを歩くから、急な箇所を登る時にどのように自分が足と手を配置するか、できるだけ多くのことを観察してほしい。どんな感触だったか、どんな匂いだったかを覚えておいて、その感覚をほぼ何もない環境に持ち帰らなくてはならない”と伝えました。私たちは全員、その旅に乗り出したのです。」
『アバター』続編の撮影では、グリーンバックやモーションキャプチャの使用が必須であるのは言うまでもない。キャメロンは熱帯雨林でのサバイバル生活をキャストに実体験させ、無機質な撮影セットでキャストからオーガニックな演技を引き出せるよう配慮したようだ。
先日、『Avator 2』のコンセプトアートが公開され、主人公サリーとネイティリ(ゾーイ・サルダナ)、2人の子どもだと思われる幼いナヴィの姿が切り取られている。また、水中シーンを演出するキャメロンや俳優のパフォーマンスも画像に収められており、ハリウッドでも破格の規模で撮影が実施されていることをうかがわせている。『Avator2』は、2022年12月16日に米国公開予定。
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Source:Variety