未発表の『エイリアンVS.プレデター』アニメ版、米イベントで新情報判明 ─ 2016年ごろ完成、なぜかお蔵入りに
エイリアンとプレデター、ハリウッドが誇る2大クリーチャーが対決する『エイリアンVS.プレデター』シリーズには、お蔵入りとなっているアニメシリーズ企画があった。すでに完成していながら、いまだリリースされていないこの作品について、監督の荒牧伸志が米国のイベントにて語ったという。
米Anime News Networkによると、2023年7月30日(現地時間)、荒牧はワシントンで開催されたコンベンション・イベント「Otakon」に登場。未発表のままになっているアニメ版「エイリアンVS.プレデター:アナイアレイション(原題:Aliens vs. Predator: Annihilation)」のスクリーンショットやデザインとともに、作品の一部を語ったとされる。
もともと「エイリアンVS.プレデター:アナイアレイション」は、旧・20世紀フォックス(現在はディズニーに買収され、20世紀スタジオと改称)にて製作されていたもの。2023年5月、同社のライセンシングディレクターだったジョシュア・イッツォ氏がポッドキャストで本作の存在を認め、すでに完成していることを明かした。その後、ファンの間で監督として推測されていた荒牧が「7年ほど前に完成しましたが、残念ながら発表されなかった理由はわかりません」と認めていたのだ。
It was completed almost 7 years ago.and unfortunately I don’t know why they didn’t release. https://t.co/dZ9KW8nhPD
— Shinji Aramaki (@snjaramaki) May 21, 2023
荒牧はOtakonの会場にて、シリーズは全10話構成で、巨大な移民船が舞台になる物語だったことを明かした。会場でお披露目された資料には2015年の日付が入っており、複数のエイリアンやプレデターが登場している劇中スチールや、アニメ版のためにデザインされたエイリアンの女王のデザインが含まれていたという。ただし、それ以上の詳細は“いつか正式にリリースされる可能性に備えて”語られなかったようだ。
『エイリアンVS.プレデター』シリーズには、同じく未発表の小説として、ジョン・シャーリーによる同名タイトルの『AvP: Annihilation』が計画されていたことも以前判明している。しかしながら、アニメ版とこの小説に関係があったのかどうかはわからない。
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Source: Anime News Network, IGN