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『ベイビー・ドライバー』エドガー・ライト監督史上最大のヒットに!中国公開でさらなるヒットへ躍進か

去る2017年8月19日に日本公開され、早くも絶大なる支持を獲得している『ベイビー・ドライバー』が、さらなる世界的ヒットへと手を伸ばそうとしている。すでにエドガー・ライト監督作品としてはぶっちぎりの興行成績を記録しているほか、今やハリウッドが熱い視線を注ぐ中国市場でもまもなく公開がスタートするのだ。

エドガー・ライト監督の記録更新!

Box Office Mojoによると、2017年8月20日(現地時間)時点で『ベイビー・ドライバー』の米国興行収入は1億ドルを突破。海外でも7,300万ドルを超えており、全世界興行収入は1億7,500万ドルに達している(製作費は3,400万ドル)。
この数字は、過去にエドガー・ライト監督が手がけた作品のなかではズバ抜けた成果を示すものだ。過去最大のヒット作『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』(2010)の全世界興収が約4,700万ドルだったことを考えると、すでにその約3.7倍の結果が出ているあたり、いかに本作が人気を集めたかがわかるだろう(ちなみに『スコット・ピルグリム~』は6,000万ドルの製作費を要したため、企画としては惨憺たる結果だった)。

ベイビー・ドライバー
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こうした『ベイビー・ドライバー』の大ヒットをさらに後押しするとみられるのが、来る8月25日(現地時間)の中国公開だ。厳しい検閲を突破して劇場公開を控えた今、中国での人気によっては、本作はさらなるヒット作へと変貌を遂げることになる。

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

中国市場の映画情報サイト「ChinaFilmInsider」は、いわゆる“カーチェイス・ムービー”が中国では人気を得やすい傾向にあることを指摘している。なんと『ワイルド・スピード』シリーズの最新作、『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)は中国で3億9,000万ドル以上を売り上げたのだ。『ベイビー・ドライバー』はシリーズものではなく、作品の規模も同作とはまるで異なるが、もしかして大化けするという可能性も否定できない。
ちなみに中国では8月16日(現地時間)に『ベイビー・ドライバー』のプレミア・イベントが開催されており、主演のアンセル・エルゴートも訪中したようだ。

映画『ベイビー・ドライバー』は2017年8月19日より全国の映画館にて公開中。日本での大ヒット、そして公開劇場の拡大を心から祈りたい!

Sources:?http://www.cinemablend.com/news/1694509/baby-driver-is-about-to-get-a-huge-boost-at-the-box-office
http://chinafilminsider.com/baby-driver-passes-chinese-censors/
http://chinafilminsider.com/headlines-china-baby-driver-star-ansel-elgort-good-time-china/
http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=babydriver.htm
http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=scottpilgrim.htm

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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