『バレリーナ』アナ・デ・アルマス、ジョン・ウィック役キアヌ・リーブスと10年ぶり共演「彼がいてくれて、本当に最高」

『ジョン・ウィック』シリーズから新たに誕生した復讐アクション映画『バレリーナ:The World of John Wick』で、ジョン・ウィック役のキアヌ・リーブスと、新主人公イヴ・マカロ役のアナ・デ・アルマスが“対決”する。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)や『ブレードランナー 2049』(2017)などで知られるアナだが、キアヌとの共演は、イーライ・ロス監督のスリラー映画『ノック・ノック』(2015)以来10年ぶり。同作とはまったく異なる再共演は、アナにとって特別な体験になったという。
米The Hollywood ReporterとDeadlineの取材にて、アナは本作でのキアヌとの共演を振り返っている。「みんなが待っているセットに、(キアヌが)ジョン・ウィックのスーツ姿でやってきたんです。『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)以来はじめてのことで、とても象徴的でした。あの光景は忘れられません」。共演シーンの撮影は3~4日間にわたり、キアヌは常に全力投球だったという。
「彼が撮影現場にいてくれて、本当に最高でした。このシーンは脚本やリハーサルで想定されていたよりも長くなったんですが、セットでは、お互いの間にあるものを発見しつづけられたんです。アクションだけでなく、演技やキャラクター同士のつながり、互いの関係性がわかってきました。ごく短い時間で、2人がどんな人物で、何が起こるのかをうまく設定できたと思います。彼との時間は本当に特別なものでした。」
アナが演じるイヴは、孤児を集めて暗殺者とバレリーナを養成するロシア系犯罪組織ルスカ・ロマで殺しのテクニックを磨いてきた設定。幼い頃に殺された父親の復讐に立ち上がり、そのさなかにジョン・ウィックと対面する。最新のUS版映像でも見られるイヴとジョン・ウィックの対決シーンが、おそらくアナが語っている共演の場面だろう。

ちなみにアナによると、本作は「アクションシーンがどれも長い」のが特徴。それゆえ撮影は相当大変だったというが、これはイヴというキャラクターを表現するためのものだったという。「(イヴは)完全に圧倒されています。自分の身に振りかかることを予期しておらず、懸命に格闘しているように見せたかった。彼女は広い世界で暗殺者たちが襲いかかってくるのをどうにか乗り越え、自分が求めるものを必死で見つけようとしています」。
アナとキアヌのほか、共演者にはウィンストン役のイアン・マクシェーン、シャロン役の故ランス・レディック、ディレクター役のアンジェリカ・ヒューストンが続投。「ウォーキング・デッド」のノーマン・リーダスが初参戦を果たす。監督は『ダイ・ハード4.0』(2007)のレン・ワイズマン。シリーズ監督のチャド・スタエルスキらがプロデューサーを務めた。
映画『バレリーナ:The World of John Wick』は2025年8月公開。
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Source: The Hollywood Reporter, Deadline